![]() |
![]() |
![]() |
12月25日に雪のちらつく寄から入山、雨山峠を越えてユーシンに入り、熊木沢出合いにBCを設けました。
日記の「背負子の記憶 2021.10.15」でも触れましたが、1年生の私は部室に眠っていた重たい冬用テントを背負子で担がされました。
「クリスマスの喧騒に背を向け、雪の峠を越えて山へ入る」という、ストイックな自分に気持ちが高揚したのは初めだけで、すぐに荷物の重さに閉口して山行を後悔しました。


2日目は複数パーティに分かれて周辺の山へ出かけました。
私と先輩は、当時存在した一般ルートでユーシンから桧洞沢、金山谷乗越、桧洞丸へ登り同角山稜を下って周回しました。雪の桧洞丸や霧氷のつき始めた同角山稜は、眺望こそありませんがモノトーンで静寂の世界でした。

金山谷乗越で別れ、蛭ケ岳を周回したメンバーは、山頂直下の急登や南稜下行でだいぶ難儀をしたようです。
周囲を山に囲まれ、冷気の溜まりやすいBCでは、内張りのある冬テンでも内部は冷え込み、シュラフの薄い私はなかなか眠れませんでした。
3日目は棚沢の頭へ登り蛭ケ岳を越えて鳥屋へ下山しましたが、行程が捗らず日暮れ近くの下山になったと記憶しています。
私達1年生は初めて各々の担当に責任を持たされ、食当の私は、手際の悪さゆえに先輩達にドヤされながらの山行でしたが、今となっては懐かしい思い出です。

【写真1】熊木沢出合BC 【写真2】下駄小屋沢出合 【写真3】ザンザ洞キレット
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する