初めての花見

今年も桜の季節が到来し、何となく世の中も浮き立っています。🌸
私には、小学生の頃に初めて自分で花見に出かけた記憶が、かすかに残っています。
母親に頼んで弁当を作ってもらい、友達を誘って近くの里山にある桜の木へ出かけました。
春の日射しの下、道から少し外れた大きな山桜の下に新聞紙を敷いて、自分の住む町を見下ろしながら弁当を食べ、昼寝をしました。
暖かい日曜日の午後、白い桜の下で友達と何を話したか憶えていませんが、まだ悩みも無く、世の中のしがらみにも無縁な少年時代の花見は、かけがえのないひと時でした。