私は何故か幼いころからトマトが大好きでした。
今は一年中トマトが出回っていますが、私が子供の頃は夏場の野菜(果物)で、今どきの丸くて甘いトマトではなく、形も不揃いで、独特の青臭さと甘酸っぱさのある食べ物でした。
同じように匂いの強いセロリなどは、大人になるまで食べられませんでしたが、トマトだけは別格でした。🍅
母と行く農家の直売所では、台の上に大小とりまぜて一山ずつに分けて売っており、その中から一番大きなトマトの入った山を買ってもらうのが常でした。
家に帰り、新聞紙にくるまれたトマトから狙い目のごつごつした奴をおやつに貰い受け、縁側で両手で持ってかぶりつくと口一杯に青臭い香りが広がり、齧り取った穴から酸っぱい果汁と種をチューチュー吸い出す、ワイルドな食べ方を楽しみました。

トマトは子供時代の夏の思い出と共に私の記憶に染みついています。
昔のトマトが懐かしくなり、農家から畑を借りて家庭菜園を作っている友人に、昔ながらの青くさいトマトを作ってくれるよう頼んでみましたが、種が手に入っても無農薬の露地栽培では無理だろうと断られました。

自力で栽培するにしても、近くのホームセンターに売っている苗は最近の品種ばかりで、昔の品種は種から育てるしかなさそうです。

とあるメーカーで昔トマトの種の販売を辞めると予告したら熱烈コール殺到により継続販売となったことがあります。
しかし栽培には昔ながらの堆肥を利用した土作りから栽培しないと昔の味にはならないようです。
貴重な情報をありがとうございます。
私のような昔のトマトファンも相当数いるのですね、少し安心しました。
種を手に入れても土作りからでは、私の手には余るようですね。
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