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今回は過去４年の雪の戸隠の失敗を反省して以前とは違う戦略だったし雪の少なさにも味方され、ついに雪の戸隠に立てると思いながら奥社駐車場で車中泊した。
朝５時前に目を覚ました。−９℃、寒い。しかも、奥社からはいきなりの急登を一人ラッセルが待っている、もうそんな元気ないよ〜と出発する気力さえ出ずに戸隠を後にした。
ただこのまま家に戻るのは勿体無いと先週同様糸魚川を回って帰ることにした。
先週は駒ヶ岳の西の根知川に入って「カネコロン」を見ようとした。
今回は、駒ヶ岳の東側の海川の最終集落＝来海沢（くるみ沢）にナビを設定した。
最終集落と言っても大きな集落で糸魚川の市バス（？）の終点になってる。
その来海沢の少し下流に「トウスル沢」が海川に流れ込んでいる。
「トウスル沢」？？？なんとも妙な名前だ。
きっとまた国土地理院の測量士が地元の人から聞いた名前を聞き間違えたまま書き込んだんだろうと思っていた。
ところが縄文語が色濃く残っているとされているアイヌ語辞典では
tosir とシﾙ 川岸の下の穴；川岸の下の土が流れて草や木の根などが庇のようにかぶさっている所。
−そういう所に昼間は魚がかくれているので漁の上では注意すべき地形だった。
と書かれている。
ヒエ〜 「トウスル沢」って縄文人がつけた地名だったんだ〜 と知ったときは鳥肌が立った。
そしてそのトウスルの地名を三千年四千年と語り残してくれた糸魚川のご先祖様にただただ感謝の気持ちで一杯になった。
そんな遠い昔に思いを馳せながらトウスルの地名をつけてくれた縄文人が住んでいた長者ヶ原遺跡も見てきた。
北海道から九州まで全国の縄文遺跡から装身具のヒスイが出土している。
あの固いヒスイを加工する恐ろしく高い技術をもっていた縄文人が生活していたのがこの長者ヶ原遺跡だ。
糸魚川、それは古いロマンに包まれる街だ。
こんばんは そこのまちに住む者です。
古代の浪漫を感じ取っていただきありがとうございます。
日記にあった「カネッコオリ」は、「冷たい」(根知弁でツベタイ)ニュアンスがあるように思いますよ。
縄文と言えば明星山麓や戸倉山の奥の集落などは、戦後までまちとは隔絶した暮らしがあり
顔も独特の縄文顔(眉毛が濃く、目が大きい ミクロネシア顔)の集落があり、他県から来た人は
「糸魚川の顔」と言ってました。
谷が深すぎて渡来文化が入りにくかったからかな・・
kibako はん、情報ありがとうございます
別名の yamabujioriru の方で山に入っていたのでお礼が遅くなってすみません。
「糸魚川の顔」？？？初めて聞きました
縄文人とかかわりが深いとしたらスゴイことですね
ン？というより３０６０歳の kobako はんが純粋な縄文の人？アッイヤ失礼しました
厳しく深い谷に生きる知恵を持った人に渡来文化はうらやましくても役に立たないんでしょうね
新しいものが欲しければ深い谷での生活を捨てるしかないんだろうな
これって現在にも当たっていて現代文明の利便さにあこがれるのなら街や都会に出るしかないんだと気が付きました
「カネッコオリ」全部で「ツベタイ」のニュアンスですか、だったら前回の私の日記はやっぱりまるで頓珍漢ですね
大阪で生まれ育った私も発音は「ツベタイ」です
なので後立山の冷池山荘は「ツベタ小屋」と呼んでました
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