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以下、調べた内容です。
(1)ヤマケイアルペンガイド
山名の「にゅう」とは、刈り取り後の稲を円筒状や円錐形などに積み上げた
稲わらの事。「にう」「にお」とも発音する。稲わらの天頂には菅笠のような
雨除けをかぶせることもある。
その形状に由来するのが南アルプス前衛の入笠山、八ヶ岳の展望台としても知られるピークで、語源は八ヶ岳の「にゅう」と同じである。
(2)地名語源辞典
ニ(丹)フ(生)の転化で、赤土や赤い色の地味、あるいは粘土質の土地
(3)三省堂 日本山名事典 (2011年?)
ニュウは入で、稲をハザ木に掛けた形に似ていることからの山名。
(4)新日本山岳誌 日本山岳会 編著 (2005年)
にゅうの山名は山容が「女性の乳房=にゅう」、「刈穂で積み上げたにおの別名」、「にゅうと出ている」などから、佐久地方で最近になってこう呼ばれるようになった。
(最近って!?)
この「新日本山岳誌」では入笠山(にゅうかさやま)については、
山名の由来は、その形が刈り取った稲の束を積み重ねた「にお」に似ていることから、「にお笠山」と呼ばれていたのが「入笠山」といわれるようになったという。
とありました。
(1)(2)はネット上で、(3)(4)は図書館で調べました。
(2)は八ツの「にゅう」には当てはまらなさそう。
(3)もちょっと表現が釈然としない。
「にお」をネットで調べると、
にお / 堆
刈った稲を円錐(えんすい)形に野外に積み上げたもの。ニホが古い語で、ニオ、ミゴ、ニゴ、ニュウ、ニョウ、ノウ、ノオなど地方ごとにかなり呼び名は動揺して伝えられ、また刈り稲以外に藁(わら)や柴(しば)の積み上げにその名は流用されてもいる。
とありました。
私の知る「にお」は写真中央のような物です(四角いのもありますが)。
刈取り後と言うより、脱穀後の稲藁を積んだ物だと思っています。
また、稲を天日干しするのに用いるのはハサ(稲架)と呼ばれ(元百姓の親父に聞きました)、私の住む山梨では写真右のような物です。
ハサ木とはハサに用いる為に田んぼ脇に植えられた潅木のことだと思われます。
「ハサ木」をネット検索すると新潟県の風景が見れると思います。
日本山岳会の「新日本山岳誌」1,800頁4,000山を超える情報さすがです。
こんばんは。
あっ、これ私が疑問を持っていたとこです。
なんで、ニュウなんだろ(?_?) って。
カタカナで書かれることも多いので、外国との関係もあるのか?って思ってました。
でもこの所説を見ると、やっぱり(1)が納得出来ます。
写真見比べてもわかる気がしますし。
入笠山の入も同じ語源っていうのも納得出来ます。
面白い情報、ありがとうございました。
sim_nnsさんコメントありがとうございます。
私は乳説が気に入りました。
図書館に行ったついでにちょっと調べただけですが、そう言って頂けると嬉しいです。
heinaiさん こんばんは
すいませんね〜オッサンの乳説から調べていただいて
お利口さんになったオッサン
山であった方に自慢げに話せる事できます。
素人オッサンですが、これでベテラン風に見えそうです
Kazuhagi さん、ネタ投下ありがとうございました。
乳説、さすがです。
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