日本山岳名著全集 12
オリジナルは大正5年出版でまずお目にかかれそうにない古書ですが、日本山岳名著全集12(あかね書房 1963年?それでも古い)に収めらたものを図書館で借りて読みました。
これは大正5年(1916年)7月末から8月に奥秩父連嶺破風山下での遭難事故ついて書かれたものでした。
遭難者は5人(内生還者1人)で帝国大学(現東京大学)1年生4人、小学校教諭1人。
塩山(山梨県)から甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、金峰山を経て増富ラジウム鉱泉に下山する計画でしたが、取付く尾根を間違えて雨の中を迷走し力尽きてしまいます。
身近な山(山梨在住なので)でこのような遭難事故があったとは知らず驚きました。
=====空と山のあいだ 田澤拓也 著=====
副題 −岩木山遭難・大館鳳鳴高校生の五日間−
昭和39年(1964年)1月 青森県 岩木山からの下山中に吹雪でルートを誤り、遭難、3日間でのべ500人を超える大捜索を行うも的を得ず、やはり5人中4名が遭難死している。
出版は1999年 高校生遭難事件を題材としたノンフィクションで第8回 開高健 賞 受賞作 2001年にNHKがドラマ化しているらしい。
=====疲労凍死/天幕の話 平山三男 著=====
「疲労凍死」は昭和30年(1955年)甲子山(福島県)での白河高校山岳部の遭難事故をもとにした小説、小説だが新田次郎のような脚色はない印象でした。
「天幕の話」著者の実体験をもとにした小説で、面白かったです、2度読みしました、お勧めです。
heinaiさん こんばんは
大正5年の破風山での遭難は聞いた事あります。
戸渡尾根では無く、手前の尾根登坂
青笹尾根かと想像されますが…
笹平から北に下山し秩父側で遭難
その時の教訓で、破風山避難小屋が建てられ
現在も遭難者救助の為利用されてますが、鶏冠山林道が整備された
と聞き覚えあります。
笹平から北側方向は、ちょっとオッサンにとって
違う空気を感じますので、小屋から笹原北方向
は行かない方が宜しいかと思います。
また、戸渡尾根でも例の大雪時、テントが潰れその前に遭難者が倒れていたのが春に発見されたのも鮮明に覚えています。
登山者多い尾根ですが、遭難者も多い
わ〜今晩これじゃー思い出して眠れんな〜
お互い単独なので、遭難には気を付けましょう!
コメントありがとうございます。
流石よくご存知ですね。
手前の下股を戸渡尾根への取付き二股と誤認しています、戸渡尾根を登っていると疑わなかったので北を目指し、尾根(多分現在の破風山避難小屋あたりで)を越えて埼玉の木賊沢へ下ってしまいその後、苦労して登り返すものの最終的に山梨県側の樹林帯で力尽きたようです。
破風山避難小屋が建てらたのは、やはりこの遭難事故によるものでしたか。
この避難小屋は別の噂もあるようで?泊るのを避ける人も多いようですね。
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