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昨年、行って懲りたはずなのに、案の定、時間が経つと苦しかった事は忘れ、また行きたくなってしまう。
16日から仕事なので、当初12日〜14日で15日を方付けと休養日にするつもりだったが、天気予報が良くないので1日見送り13日〜15日で決行した。
天気予報では20〜50%の降水確率、それでも最終日の15日は晴れそうだし、案外降られないかも、と安易に考えたのが甘かった。
前回の記録:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1223747.html
8/13(月)
県庁の駐輪場に自転車を置き甲府駅からAM4:35発のバスで広河原へ、4時頃にはバス停に着いたが結構並んでいて2台目のバスに乗車、バスは2台だった。(¥2,050)
広河原から市営バスで野呂川出合へ(¥800)「両俣小屋へ林道歩き43分17秒」の看板は新しくなっていた。
両俣小屋に着き、小屋の若い男性に大横から三峰川を上って仙丈に行くと言っても理解されないのか、仙塩尾根の仙丈から独票までは倒木で荒れているので注意して欲しいといの忠告、星さんはお昼寝中ではとの事。
しばらくして、星さんが起きてきたので同様の行程を告げると「そこは熊の巣窟だから気を付けて」と言われた・・・気を付けろと言われても、どうしたら良いのかわからない。
ともあれ、今回も星さんと写真を撮っていただいた。
野呂川越への登りでへばる。
野呂川越から大横川へ下るのは3回目だが今回も失敗した。
横川岳への尾根までトラバース気味に下ったまでは良かったが、そこから真下に下ればれば良いものを行き過ぎてしまい、滝手前の沢伝いに下ってしまった。
GPSで現在地を確認すればなんて事無いと思うのだが、その手間を惜しんで結局苦労する・・・
無事枝沢をしばらく下ると雨となった、雨具を着用して大横川まで下るととりあえず雨はやんでいた。
大横川と枝沢出合い付近で少し釣りをした後、竿を畳んで一気に三峰川まで下った。
三峰川と大横川の出合い付近にテントを設営し、大横川を少し釣ったが大横川の下流部は、魚影の濃さ、ザイズともあまり良くない印象だった。
焚火をして衣服を乾かすが、薪にする小枝や流木は湿っていて良く燃えない。
意外にも夜のテント内は暑いくらいだった。
野呂川出合(7:02)- 両俣小屋(9:14)- 野呂川越(10:22)- 大横川(12:45-13:50)- 大横川出合(15:04)
8/14(日)
朝露で濡れたテントが重く感じる。雨具は着用せず。
小横川出合辺りから釣りをする。昼ごろからだろうか、雨となり雨具着用、雨は強くなったり弱くなったりするも、結局夜まで止まなかった。
岳沢手前辺りでは一時止むも、上流で大雨が降ったのか突然水が濁り、黒い木の葉まで流れてきて緊張した。
しばらくして徐々に濁りも収まり、のんきに釣り上がっていったら、時間が心配になってきた。
岳沢から幕営予定の三軒岩小屋沢までは、そんなに遠くないと思っていたが・・・スマホのGPSで現在位置を確認すると、目的地は遙か彼方で呆然。
コリャまずいと、釣りをやめて雨の中をスタコラ上流を目指す事に。
大横川から三軒岩小屋沢までは、地図上たった7Kmだが、一日で釣り上がるのはちょっと無理があるようだ。
日没には余裕を持って幕営地に着いて一安心、狭いテントスペースなので、まずいないだろうとは思っていたが、先客がいなくて安堵。
雨の中での設営はなんとも嫌だが、とりあえずテントの中に納まってしまえば一安心。
標高が2000mを越えているからか、少し寒かった。夜半には雨は上がっていたようだ。
大横川出合(6:15)-岳沢出合(13:13)- 三軒岩小屋沢(16:48)
8/15(月)
朝、雨は降っていなかった。木々は朝露と前夜の雨で濡れているので、雨具を着用しザックもレインカバーを付けて出発。
真ヶ沢を登り、地蔵尾根を歩き始めると一瞬、伊那方面に青空が見えたが、稜線に出るまでの樹林帯の道は風と小雨で、稜線上の風と寒さが心配だった。
稜線に出ると風はそこそこ強いものの、南風で寒くは無く安堵した。
稜線に出た所でトレランの方とすれ違い、風雨の中をトレランシューズに短パン姿に驚愕・・・このジジイが身の程知らずの無謀者なのか?、ただの臆病者なのかわからなくなった。
仙丈ヶ岳直下の地蔵尾根分岐に着いた時は雨は降っていなかったが、バテバテの上、展望が望めないので馬の背経由で北沢峠に下った。
途中、藪沢小屋の軒先で雨をしのいで一休み。
仙丈小屋では降っていなかったが、その後雨はだんだん強くなり、北沢峠まで止まなかった。
北沢峠〜広河原の市営バス(¥1,000)は臨時が出なかったので16:00発となり、恒例の「広河原山荘」前でのビールは諦め。北沢峠の「こもれび山荘」でビールを購入して(¥500)飲んだ。
三軒岩小屋沢(7:13)仙丈小屋(11:18)- 北沢峠(14:14)
前回、途中で折れてしまった竿を修理して持って行くも、心配なので予備でキャベラスの6P(こっちの方が重くて長い)を持って行く、はたして、この竿はまたもトラブルで2日目は予備竿を使う事に、再度修理してまた使うかドナドナか・・・。
モンベルのストームクルーザーパンツを購入し初めて使用するも早速、穴が開いた。軽いけど強度ははイマイチかな。釣りなどのヤブ漕ぎには弱いのかな。
シムスのゴム底ウェーディングシューズで行く、今年の三峰川本流は石にアカが付いており滑りやすかった。シムスのゴム底は無用にソールが硬いが登山靴のようなフィット感は無く下りではつま先が痛かった。
耐久性はイマイチだが意外と良かったキャラバンの沢靴は全てフェルトソールになり、ゴム底は無くなった模様、残念。
釣りでは川の中で、しゃがみ込む事もあるせいかザックの底に入れていたシュラフや防寒着が少し濡れてしまった、またレインカバーはめくれてしまったのに気付かず雨蓋内の地図も少し濡れた。
最終日は、レインカバーを付けているのに、かなりの物が濡れてしまった(原因不明)。とりあえず大事なものは、個々に水濡れ対策をしないといけないと実感した。
3日間終日雨だったらと想像すると恐ろしい、「準備 準備 固きぞ準備 スカウト我等の〜」を実感。
シュラフはモンベル#5シムスのベストとネット持参、ウイスキー500mlビールは持参せず。
heinaiさん、chamchanです。
13日からの三峰川源流釣行記、読ませてもらいました。
私は釣りはやらないので分かりませんが、単独での沢の遡行は楽しみも有れば不安も多いのでしょうね。これからも気をつけて渓流釣りと登山を楽しんでください。
両俣小屋の女主人の方は星さんというのですね。教えていただいた「41人の嵐」で検索してみて、あの方がどんな方だったのか少し知ることができました。両俣小屋は美しい渓流のそばでキャンプ場など気持ちの良い所でしたね。次は、野呂川越から下りてきて泊まってみたいと思いました。
chamchanさん こんばんは。
私がテン泊を始めたのも釣りで、未だ、ひとけの無い山奥でボッチ野営をするのが大好きです。
魅力と危険は裏腹かとも思いますが、自身の能力を考え無理せず山を続けていこうと思っています。
両俣小屋の宿泊者は釣りの人と山の人と半々位だそうで、にぎやかな他の小屋とは違ったあの雰囲気が私は好きです。
機会がありましたら、またいらしてください
コメントありがとうございました。
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