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そもそも無人小屋にストーブと薪があれば何の遠慮もなく使い、出発前に小屋の掃除をするなどという事は登山者の常識ではないということに気づきました。所詮通りすがりの登山者であり思い入れはないのですから、小屋の管理者まがいの事をしなければ自身もそうであったろうと思います。
https://www.yamareco.com/modules/diary/41125-detail-222118
この小屋は窓と南側扉からの隙間風がひどく、風で土間に積もった灰や土埃が舞い上がるのか埃っぽかったり、冬には雪が吹き込んで小屋内に積もっていたりするので、土間の掃除をし、スキマ風対策もしました、その効果は如何にと検証すべき積雪期を目前にして挫折してしまいました。脊柱管狭窄症が再発し、とても山には登れそうにありません、せっかく今まで小屋の整備をし、薪を作っていざ本番という時にこのような事態となりなんとも悔しいですが仕方ありません。2020年は登らない月は無く「破風山避難小屋の一年 2020」という写真集ができると期待していましたが、最後の12月が抜けてしまい残念。
思えば、なぜかひたすら笹平に登り清掃や薪作りをしてきましたが、自己満足だけで結果は私が歓迎しない登山者が恩恵を受けただけ、まさにゴマメの歯ぎしりでした。
私は雪景色の笹平が大好きです。小屋もスキマ風対策をしたので以前より快適ではと思います。もう薪を準備してくれる人はいませんが、まだストックはあると思います。冬の破風山避難小屋に泊まってみませんか。
<この小屋に泊まろうと思われる方へ>
小屋には斧、鉈、鋸がありますが鋸はあまり切れませんので持参するか何方か寄付していただけたらと思います。私はSilkyBigboy2000(刃渡り36cmでよく切れます)を使用していました。ケチな性分でこの鋸だけはいつも持ち帰っておりました。この鋸の替刃を購入したので今まで使っていた替刃を(まだまだ切れるので)小屋にある折畳みの鋸に取り付けられるよう加工したのですが、持って行く直前に挫折してしまいました、残念です。
倒木は細い物でも意外と水分が多かったりして、すぐには薪に適さない物も多く、短く切ったり割ったりしないとなかなか乾燥しないようですので、ストックされている薪を使用し、次の利用者のために使ったぶんの薪を作って補充するサイクルが出来れば最高と思いますが・・・。
今後、小屋の様子や利用者ノート(2020/11/15に新調)の写真などレコにUPしていただけたら嬉しいです。
写真左:2020/2/8 斧を持ち込み(日帰り)
写真中:2020/2/23 ショベルの取替(泊り)
写真右:2020/11/22 最後の訪問(泊り)