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ちょうど2年くらい前の御嶽山が噴火した日に、友人mashiと歩いた厳しいコースに、再び2人で挑む計画だった。全長30kmオーバー、累積標高2000mオーバー。2年前は何とか歩ききったけど、それまでになく体がボロボロになってしまったタフな道。
決行日の1週間前。エスケープルートをどうするか、真剣に話し合った。50を超えた2人は、正直言って弱気の虫だった。雨か、それとも雨上がりの山日和か、微妙な予報だった。
雨ふりの前日。予報では夜中に雨は上がり、天気は回復する見込み。mashiから風邪気味との連絡あり。楽なルートに変更するか天気次第の様子見となった。
当日の夜明け前。雨は上がっているようだけど・・・。とにかく張り切って弁当を作る。おにぎり、卵焼き、小松菜炒め。デザートにはピオーネ。mashiから、「本日は風邪で無理、ソロ山行満喫してきてくれ」とLINEあり。
夜が明けた。何となく薄暗い窓の外、薄曇りかと思ったら、しとしと雨が降っていた。
1時間待っても、2時間待っても、雨は止まなかった。やがてウトウトしつつ気が付いたら昼だった。昼になっても雨は降り続いていた。雨の中を歩くのはそれほど苦ではないけれど、ぬかるんだ道と、ほとんど前が見えなくなる眼鏡だけはどうしても嫌なのだ。
仕方がない。諦めた。
湿気でしっとりしたベランダで弁当を食おう。
雨には勝てず。風邪にも勝てず。
家弁雨読か。。。
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