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本日のメインイベント、前回断念した「消えた寒沢堰跡」を見つける為
核心部分に迫った。
先週事前調査を基に藪コキのアタックポイントを3箇所に絞っておいたが、
結局林道の終着地点まで歩いてしまった。
結果的にこれが幸いしてとても歩き易いルートを見つける事ととなった。
一方、事前調査の際カーナビ(NV-U3V)のGPS精度&癖を調べる為に、
何ポイントか測定をしておいた事、自宅の近所で標準点を含め同じ様に
サンプリングしておいた結果、東経で+11″(西へ行き過ぎ)、北緯で−
11.31″(南へ行き過ぎ)となっている事が判明した。
話が大分それたが、林道終着地点に「境界見出標」が設置して有り、
同様にマーキングや杭まで幾つか有ったのでトレースを開始。
笹が腰の高まで有り伐採の木が所々倒れているので、
時々足が取られるのには注意が必要で有るが快適にトレースが出来る。
登り初めからほぼ北北東に直登し見通しが余り利かない稜線に出る。
「見出標」と幾つかの杭が設置されていたので、
境として重要なポイントと考えられる。
ここまでに「寒沢堰」を訪ねる記録として黄色のマーキングを数箇所行った。
※黄色のマーキングは赤色に対して目立たなかった失敗。

この地点から左に折れ稜線に沿って1,500mの名も無きピークを目指す。
途中古いマーキングを確認出来たのと溝状の道らしき跡が続いていた。
この事から三沢山より稜線に沿って登山道が通っているのではないか、
と想像が容易に出来る。
状況は廃道に近い、かなり荒れている。
この道については何時ぞやの宿題として、次回課題としてとっておこう。
また、この先は下りとなっていて登山道は続いているが引き返す。
途中、先程の「見出標」をやり過ごし一路西へ進路を取る。
確信の鞍部、ここで「寒沢堰」は高山村側の斜面から山ノ内町の
斜面へ流れを変えるのが自然と考える。
そのポインは最低鞍部=標高1,401mとなるはずだ。
一旦1,401mをやり過ごし1,420m程度の名も無きピークに達成する。
一瞬藪に覆われ先に進む道が無いと勘違いする少し拓けた場所だが、
マーキングが左側に有る事からそちらへ藪をかき分けて入ると、
廃登山道と共に稜線が確認出来、藪もそんなにひどくなく歩けそうだ。
本日の探索はここまでとして、この先は次回の楽しみに取っておく事とする。
引き返しマーキングが多数有った部分を中心に、「寒沢堰跡」を探す。
すると行く時は気が付かなかったが、降りてきた道(帰りは登り)と、
微かであるが左へ巻く道らしき物がある事に気が付く。
★草刈カマを立ててある左側の画像を参照、画面右端が下って来た稜線で
画面真ん中から左方向に堰跡が延びている。
正しく「寒沢堰」跡であると直感し確信した。
長年風雪で堰は埋まり草木の生える状態だが、
間違いなく人の手で創られた地形である事は誰しもわかるはずである。
残念な事にタイムアップの為堰の跡をトレースする事は諦め、
来た道を引き返し「見出標」あるピークを目指した。
程なく到着すると左へ下り再び出会うと思われる「寒沢堰」を、
探しながらの下りとなった。
なんと見つけたのは林道執着地点から上り始めた10数メートルの
場所に有った。
★右側の画像を参照、黄色のマーキング2箇所の在る樹木の沿って堰跡が
延びている。方向を示す為に草刈カマを流れに沿って画面真ん中下に置く
ここに、マーキングを2本の木に2箇所帯状に巻いた。
また「堰」跡の足元に1箇所マーキングをして「堰」跡が分るようにした。
次回の課題は「堰」跡のトレースとなるが、比較的東側は無難に歩けそう、
西へは草木や藪が深く難儀しそうだ。
本日はここまでとする。

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