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残念ながら、発生件数、遭難者数ともに、統計の残る昭和36 年以降で最も高い数値となったようである。
http://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki28/h24_sangakusounan.pdf
この報告書を見ると、「高齢者」の遭難が死亡事故・行方不明とも圧倒的に多いことが分かる。今に始まったことではないだろうが、やはり大きな問題だと思う。その人の年齢を変える訳にはいかないので具体的な対策となるとどうすればいいのかと私も考えてしまう。報告書には年齢的な対応のことは書かれていないが、やはり、技術・知識・体力・判断力などを素直に付けてもらうしかないだろう。年齢的な焦りからアリバイ登頂を急いではいまいか?それよりも、年配者らしい味のある山登りを一つ一つ大切にしてもらうような意識改革も必要ではないだろうか。
報告書を見ると、「単独登山者」の遭難も意図的にクローズアップされている。山に入っている膨大な単独者の数を考えると、私の感触としては数値割合がもう少し高くてもいいようにも思える。「単独だからより注意をしている」という面もあるのかも知れない。だが、小さな事故が死亡事故にまでいってしまう単独登山はくれぐれ注意した方がいいのは言うまでもない。
遭難の原因となる「態様別山岳遭難者数」という数値を見ると圧倒的に「道迷い」と「滑落」と「転倒」が多い。転落、疲労も含め、滑落と転倒にも「道迷い」による場合が多いと思われる。
遭難防止のためには「道迷い」を防ぐことは何よりも大切なことだと思われる。
私のような者が偉そうに論評することはおこがましいが、数値を見ると事故は現実的にはすぐ隣で起こっていることが分かる。愛知県ですら2人も亡くなっている。
数値を見ると、「雪崩」や「落雷」は意外と少ないように思える。「野生動物の襲撃」というのは熊やイノシシとかマムシのことだろうか?
登山者一人一人が注意しなければ遭難は減らない。自覚という意味でもこういう統計には目を通した方がいいと思われる。
ミューレンさん、いつも貴重なinformation有り難う御座います。
仕事中なのに、ついつい熟読しちゃいました
統計では、高齢者の単独登山、そしてやはり「道迷い」が多いようですね。
「道迷い」は誰にも起こり得るので、先日のミューレンさんの日記にありましたが「道に迷ったら戻れ!」は鉄則ですね。
「道に迷ったら戻れ」は常に意識していますが、自信と過信は紙一重なので、気を付けて安全登山を励行したいと思います。
今晩、改めて熟読します。(今、仕事中なので
>年配者らしい味のある山登りを一つ一つ大切に
僕はゴルフをやるのですが、年配の方でゴルフの
上手な方は力を入れて思い切りボールをビシッと
打ったりは決してしません。
力を抜いて、トーンと真っ直ぐにボールを運びます。
終わってみると、大抵の筋肉質な若者より良い
スコアで1日を終わります。
僕が考える一番カッコいいシニアゴルファー像です。
hiro-kunさん、こんにちは。
今回のことじゃないですがhiro-kunさんは、正統派、正義漢ですね。そんな印象がとても強いです。正義は最後には勝ちますね。
高齢者の遭難パターンは大体イメージできますが、やはり無理をしているのではと感じます。無理や焦りが道迷いにつながっているようにも思いますね。
pantetsuさん、こんにちは。
私の例えも価値観の押しつけのようでいけないとは思いますが、そういうシニアゴルファさんのようなカッコいい人がいる半面、カッコ悪い人もいますね。
大声で自慢話をしている人はカッコ悪いですね。百名山目的やアリバイ目的で登るのは、そういう価値観もあるので別に問題はないのでしょうが、何かにつけ焦っているのはカッコ悪く見えてしまいます。
murrenさん、ありがとうございます。
このようなデータが発表されている事を
知らなかったです。
じっくり読ませていただきました。
どんな状況でも冷静に判断して行く事が
登山には必要だと改めて思いました。
私はどちらかと言うと大変な状況になると
冷静に判断出来ない方なので…。
その時に冷静に判断できる主人がいてくれる
のはすごく心強いです。
タイプが違う人で良かったです。
二人でパニックになって状況を悪化させる
事もあると思うので…。
これからも、安全に登山を続けて行きたいと思います。
murrenさん、こんばんは
先回の道迷い、今回の遭難と気を引締め直して拝読させて
いただきました。
「滑落」と「道迷い」で5割超ということは、誰もが起こりうる
事案ということですね。
「単独行」に「高齢者」「低山歩き」
当てはまるキーワードばかりです。
安全登山を心掛けます。
そうですね、過去5年分で多い道県は長野、北海道、富山です。
>「高齢者」の遭難が死亡事故・行方不明とも圧倒的に多いことが分かる
高齢者は「自分の体力」の限界を超えた無理な登山や、補給のタイミングが上手くいかなく、脳の働きに支障を生じたり様々な要因があります。
警察庁を始め関係省庁では、「単独登山」の自粛を毎年の如く云っておられますが・・
>野生動物の襲撃・・
クマ・イノシシ・猿等が有ります。
余談ですが、マムシに咬まれて6時間以内の血清ですが
クマ笹やシダ類の中を登山中に、咬まれたのに気付かずに歩き・・死亡・・そんなケ−スも有ります。
murrenさん、こんばんは。
高齢遭難者数が目立ちますが、10歳代の遭難が前年比で他の世代にも増して激増しているのも気になりますね。
murrenさん、こんばんは。
統計上、道迷いというのは、迷ってそのまま下山できなくなり救助を要請したりした方のみで、迷った挙げ句に滑落した人は滑落になるんですよね?
結局は道迷いがスタートというのはもっと多いような気がしています。やっぱり、基本通り「迷ったら戻れ(登れ)」ですね。
chibikoさん、こんばんは。
台風が偏西風に乗り遅れたので天気の回復が遅れていますね。山に向かわれるんでしょうかね?
chibikoさんは冷静じゃないですか?そのあたりの自覚もなんかキュート
ご主人さんと二人三脚のよい登山を続けてくださいね。
でも、私はchibikoさんは十分に経験豊富だと思いますけどね。
higurasiさん、こんばんは。
平成23年の統計版だと高齢者のことがもっとクローズアップされていましたが今回のは抑えた感じを受けます。
道迷いを注意して滑落しそうな場所では気をしめて体力の余裕のあるうちに下山するのが安全登山ということでしょうね。低山も油断できないこともこの頃特に思います。
コメントありがとうございました。
cprrescueさん、こんばんは。
マムシは知らないうちに咬まれることもあるんですね。恐ろしいですね。
その昔、「ムカデは死ぬほど痛いけどマムシはその10倍痛いげな(三河弁)」と聞いたことがあります。ムカデに刺されたこともありませんが、マムシには絶対に咬まれたくないです。女性のようにロンスパは効果がありそうですね。
血清の事など参考になりました。ありがとうございました。
narodnikiさん、こんばんは。
10代の統計は23年版を見ると激減しているので、年による変動が非常に大きいように思えます。全くの想像ですが、学校などによる集団登山の遭難に影響されているような気がします。
どちらにしても、特に60代は多いですね。気力は十分ですか体力の衰えが目立つ頃ということなんでしょうか?退職後の絶対数が多いのか、詳細は分かりませんが、色々なことが複合的に影響しているんでしょうね。
fireboltさん、こんばんは。
私も具体的なことは分かりませんが、「道迷い」は純粋な道迷いだけで、他の遭難は道迷いが加わっている場合もあると思います。ただ、毎年同じような数値なので、事故の発生状況には大きく変化はないということですね。ということは、道迷いを徹底的に防止するようにすれば事故は激減する可能性をもっていると言えるかも知れません。高齢者にもGPSの普及は必要でしょうね。
murren さん、今晩は。
私も警察庁のホームページで見ましたが、この数字は山岳遭難者と言ふ事で、山に山菜取りに入って熊に襲われたり遭難した者も一緒になっていて、登山者だけの数字は、全体の遭難者 2465人中約71.2%(1756人)です。ホームページには全体の数字だけで、登山者だけの年齢別やその他理由別の数字は分かりません。これがこの統計の欠点です。
野生動物の襲撃とは、山菜取りで熊に襲われることですよ。
それに年齢別遭難者も登山者だけの数字が分からないので、年齢別の遭難者の割合が分かりません。高齢者の登山者が多いので遭難者がおおいのは当たり前で、割合がほんとに多いのか分かりません。
勿論絶対数が多いのだから非難されても仕方がないとは思いますが、山菜取りのおばさんと一緒にされてもも一つ納得ゆきません。
私は警察庁に要望しようと思っていますが、そこまで分けてはくれないでしょうね。そんなに面倒な事とは思いませんけどね。
それからこれは余談です。この日記には関係ありませんが、怒らないで下さいね。
murren さんは、「正義が勝つ」と言ってますが、純情なんですね。私は世の中正義が勝つとは限らないと思います。誰の為の正義かと言ふ事も問題ですが、一般的に「真・善・美」なるものが歴史の文脈でその真の意義を発揮した事は無いし、これからも無いとと思います。今の日本の政治を見てもそう思います。
ミューレンさん、こんばんわ。
>hiro-kunさんは、正統派、正義漢ですね
うっ、そ・そんなコメントされると嬉しい反面、少しこっぱずかしいです
ミューレンさんこそ正統派、正義漢だと感じますし、と言うか最早「菩薩」の域?
正義感があるか自分では解りませんが、裏表がある人、計算高い人、人の善意を仇で返す人間は大嫌いで、そういう人は瞬間で(嗅覚で)解ります。
ヤマレコにも色んな方がいますが、純粋に楽しく、貴重な情報をお互い共有・共感出来て、お互い気持ちを高められる方々とヤマレコを通じて良い時間を過ごせたら幸いです。
って日記で書くような話じゃないですね・・・
失礼しました・・・
(はい、明日は山に行かないので、ほろ酔いです)
mesnerさん、こんばんは。
登山者の年齢別の絶対数は統計が取りにくいので警察庁も分母に使っていないと思います。国立登山研究所による試算がありますが、60歳70歳の登山者の合計数は20%余りです。
それを信じれば、仮に全体の25%の年齢層が死亡率では全体の60%の後半というのが残念ながら現実だろうと思います。60歳70歳の年齢の人が全登山者数の60%をしめているということはあり得ないので、やはり高齢者の遭難死亡率は高いと思われます。
確かに、統計には山菜取りやハンターの人の数も含まれていますが、統計としての「精度」の問題というより、私たち登山者側から見た場合は、「自覚」や「注意喚起」ということがポイントであろうと思います。
その意味においては、精度を追及するのは結構でしょうが統計の数値から得られるものは十分にあると思います。ただし、富士山は若い年齢層の遭難者数が多いそうですね。
「正義」に関しては宗教上の正義もありますし歴史上色々な正義もあります。言葉が一人歩きしてしまうほど大きな内容ですので反論もコメントも差し控えます。ただ、神様の目ではなく人間として自分の正義感を信じていかなければ何をもって生きるのかということになってしまうと思います。
hiro-kunさん、ほろ酔いですか、いいですね。
私も裏がある人は嗅覚で分かります。
言葉の怖さもありますので、物言えば唇寒し秋の風、ということも同時に感じています。言葉は難しいですね。
私なんて超いいかげんですよ。それがこんなことを書いているので本当はもっと立派な人が論理的に書いてもらうと登山者の安全に貢献できるんでしょうが、まあ、自分なりにやっているだけでお恥ずかしい面も多分にあります。多々ご容赦願います。
murren さん、お早うございます。
仰る通りです。注意喚起といふ点では大いに意義あることと私も思います。
体力的にも精神的にも年を取れば衰えるのは仕方ない事ですが、矢張りその自覚は必要ですよね。
ただ、こんなに中高年に限らず若い人にも登山する人が増えてブームになって来たので、全体の登山人口は掴めませんが、せめて山岳遭難から登山遭難を分けて分析して欲しいですね。
富士山の世界遺産登録が決まるようですが、これを契機に若者の登山も増えるのではないでしょうか。すると、遭難も。
昨日は変な事を書いて済みません。ただ、murren さんは順風万帆にすくすくと育ってこられたのだなぁと感じたものですから。
私の考えを murren さんに知って貰いたかっただけです。
murren様、おはようございます。
この統計は先日新聞でも報道されていましたので気になっていました。
mesner様じゃありませんが、私もこういう統計を「鵜呑みにするのもなあ・・」と思うところがあります。
もちろん先に断っておきますがmurren様がおっしゃる「統計の数値から得られるものは十分にある」ことを否定するつもりは毛頭ありません。
まず「山岳」とか「遭難」とか言う言葉の意味が明示されていないのが残念です。まさか上高地の河童橋から落ちたからと言っても「山岳」遭難じゃないだろうし。人家のすぐそばでも「山岳」みたいなところもある(^^)
そもそも「遭難」というと大げさな「事故」のイメージですが、調べて見ると「原則として本人から救助要請があった。」=「遭難」らしい。その後救助に行く前に自力下山してしまっても「遭難=無事救出」のカテゴリーにカウントされるとか。
逆に本人ではなく、家族などから救助要請(下山予定時に下山しなかったなど)があって出動しても本人が自力で下山してきた場合は「単なるビバーク」であって遭難とは見なさない・・・。
このような定義状態を踏まえてこの統計を見ると、また別のことも見えてくる気がします。
「通信手段」としてケータイが増えていますね(約7割)。一方「無事救出」という結果が約半数あることから想像するに(あくまでも想像ですが)、ちょっとした「道迷い」程度でも気軽にケータイで救助要請する方々が多い(増えた)んじゃないだろうかと。
(道迷いの末の滑落負傷であれば、おそらく「滑落」のカテに入れられるだろうし、吹雪での道迷いなら「悪天候」カテに入りそうだから「道迷い」というのは、単に迷子になっただけで負傷などしていないケースと考えられますね。)
こうしてみると山での遭難(救助出動)の原因は「単純な迷子」が圧倒的に多いことが解ります。
この辺はmurren様が先日論じておられたように「迷ったら元の道を引き返す」という原則が軽んじられているじゃないか。と思います。
一方「死亡・不明」のような重大結果になったケースでは60才以上が明らかに多い。こちらはいざと言う時の体力がないことが原因でしょうね。高齢であることを忘れて無理をする方が多いらしい。
私もそのうちそちらの仲間入りです。自分の技量・体力など客観的に把握しながら安全に登山したいと思っております。
長々と失礼いたしました。
なお、この統計は遭難者から調書?を取って、そのデータベースから作成していると思います。
で、あればこれを「登山者」か「山菜採り」かというような目的別に仕分けするなどはエクセルでも一発出来るはず。もとの生データを直に提供してくれれば、利用者が自分の好きなソートができるし。
統計の出し方にもそういう工夫があってもいいのではと思います。
mesnerさん、こんにちは。
私はこの統計で「死亡数」が一番知りたい情報です。
山では何人亡くなっているのかという質問があったとき、概数でもいいので知りたいのですが、確かにその中には山菜や茸採りも含まれていると少し混乱しますね。
そして案外と数値的にも無視できないほどのパーセンテージとなっていますね。
詳細情報はどうやって調べるのか分かりませんが、きっとあると思います。9月頃には水難事故と一緒になった夏の山での事故の報告書も出されるようですね。
pasocomさん、こんにちは。
確かに、携帯で救助要請されて無事救助されている状況は数値にも表れていると思います。いわばレスキューのコンビニ化とかヘリをタクシーのように使うような感じもあるのでしょう。そういうのは何らかの罰則規定を設けた方がいいかもしれませんね。現場じゃたぶん怒鳴られるとは思いますが。
mesnerさんにも書きましたがように、私がこういう統計で一番知りたいのが死者の数です。いったい山で何人が死んでいるのかということは、第三者に知らせる意味では必要な情報です。山菜とりの遭難も時々ニュースに出ることがありますが、まあ、区別出来るような詳細情報があればより良いと思いますが、まあ、長年これでやってきているみたいですね。
毎年2百人余りが山で無くなっているのは多いと見るか少ないと見るかですが、私の感覚だと少ないように思えます。自動車事故のようなものと比べると山の安全度というのはそれくらいなんでしょうかね?絶対数との比較を取らないと分かりませんが。
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