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お山のない休日はやはり手持無沙汰なのでウクレレを鳴らしてみました。20数年前にちょっとしたウクレレブームがあり、それにあやかって茶水の楽器屋さんで購入したのがルナ(��300、マホガニー単板)のウクレレでした。弾けるのは年代的に『やんなっちゃた』と当時よく練習した『夜空ノムコウ』ぐらいですが、後は適当にいろんなメロディを拾って楽しみました。やはり楽器は癒しになりますねぇ。
そのルナのお話を少しばかり。戦後日本のハワイアンブーム(50〜60年代初頭)の際に一世を風靡したのがルナのウクレレだったそうですが、そのブームが下火になり、60年代後半にはエレキブームが到来、会社も倒産したようで製造は終了となりました。しかし、ウクレレ冬の時代にも国産ウクレレの販売を続けてきたキワヤ商会が90年代にルナのブランドが途絶えるのは惜しいと復刻し、その1本が私の手元にやってきた次第です。その後またしばらく時は流れ、フリマ巡りをしている時に見つけたのが写真の元祖ルナ(��380)でした。残念ながらネックとボディの間に浮がありましたが、指板なしでネックにフレットが直に打たれていたり、プラ製のフリクションペグだったりと、なかなか興味深いので鑑賞&資料用としてゲットしました。２つを見比べるとヘッドマークの十字架？に月と星は言うまでもなく、ボデｨ内部のラベルも酷似していて、そのコピーぶりに微笑しながらも、リスペクトも大いに感じられました。
