読む前私は、十勝岳に関係する小説という認識しかなく気軽に読み始めたのだが、読み進むにつれて次第に小説に引き込まれていった。
十勝岳で実際にあった噴火を題材にしている。
『泥流地帯』は、1926(大正15)年に発生した十勝岳噴火を描いた作品。 噴火により発生した山津波が上富良野町の開拓地を襲い、苦労して切り拓いた田畑も泥流にのみ込まれてしまった。
写真3は、私が以前暴風雨の中登った十勝岳登山の時の一枚、荒々しい十勝岳の山容が印象深かった。
善因善果 悪因悪果
因果応報
悪いことをしたから罰が当たったのだ。
先祖が何か悪いことしたから罰が当たったのだ。
(違うのだ)
そして
苦難の意味
最後は少しキリスト教色が強くなって完結していき、そこが少し残念だった。しかしこの本から受けた「人生は、或いは社会は因果応報ではない」というテーゼがとても強烈だ。
真実に生きれば報われる ではないということだ。
それでも真実に生きるということか。
映画化:https://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/index.php?id=2137
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