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主催は地元の群馬岳連なのだが、大会成功させるには多くの協力が必要で、高体連なんていうのも賛同しているからだろうが、地元の高校山岳部がこぞって参加していたりする。
ただねえ、これも良し悪しで大いに問題あるんだよ。私の出身の埼玉でも、最近は高体連とか、国体予選とか、文科省の天下りの県の体育組織が登山にも進出してきて、埼玉というと両神山とか白泰山などは、ほとんど役所の山みたいになって、高校生は年にこんな山に三度も連れて行かれると、アスファルトのでかいパーキングでテント泊するとか、それが自主性重んじる山岳部の部活の実態になり下がっているんだよ。
私はこの春に出身の川越高校山岳部90周年の本をOBとしてまとめたんだが、特にこの10年の部活の低調ぶりはひどくて、理由はゆとり教育にあると思っているわけだ。出身部活でひどくなった原因は、夏山合宿というものに卒業したOBが、すいかとか、パラソルとか、つまりわざと荷物を重くする無駄物と言われるものを後輩可愛がりに無理に持たせて(こんな行為が今でも存在することに、私の時代よりも軍国主義臭い)、それが理由で、ある年の夏山合宿で一年はついに山に登れなくなって途中下山して合宿が失敗してしまったということが、ちょうど10年前に起こった。それをきっかけに1週間だった予定が毎年ドンドン削減されて、指導する顧問もいなくなって、結果県の高体連が賛同主催するこんなマラソン大会みたいものに、高校生もオープン参加させて、それを登山の団体行動の消化の一つとし始めてしまったわけだ。
高校生でも山岳部というのは、高体連などに指導を受けずに、ワンダラーみたいに自由に山に登るクラブかと思っていたのだが、それは案外登山インテリじゃないとできないことで、ゆとりのように主体性がない昨今の高校生はこうした上からの指導がないと、何もできないと言うことになっているわけだ。まあ山田杯側も、次世代の若者を育てると言う意味で、参加を促していはいるのだろうが、まあ山田昇がこんな山のマラソンなんかやっていた過去はないわけで、長谷川恒夫マラソン大会もそうだけど、各岳連もさらに上の文科省や体協からの指示でこんなことやって、それで行政合格とは、民主党になって一番嫌っている行為だよ。
ところでもちろん記念誌発売中3000円ですよ、乞う連絡。
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