自然や芸術が好きな人は、何かしら共感できる文章に出会えるかもな随筆集ですね。
魚の憂鬱、仙人と石、詩は良薬、、最近の自分はこのあたりですかね。。
懐かしかったり以前は読んでいなかった随筆に新たに感化されたり。
ああ、あと石を愛するものという随筆には、北宋徽宗のときに活躍した米芾(べいふつ)も登場して嬉しい(笑)
『泣菫随筆』は、冨山房という耳慣れない版元の書籍ですが、昔、岩波文庫の『艸木虫魚』が再販だかされてもっと泣菫の文章を読みたいなと思った時に見つけて購読した本でした。
装丁もオシャレな新書大の書籍です。
はて泣菫てどんな人だっけ?とこの本を開いてみると、細長い紙の栞が出てきました。
あまりの細さに、自分が適当に栞にと挟んだ紙切れかと思ったがよく見てみると、冨山房と小さく記されています。この本の栞でした。
さらによく見てみると、小さく花の絵があります。
なんと、マツムシソウでした。
自分が山歩きをはじめて、野に咲く花々に興味が湧いた中で、1番好きになった花と言っても過言ではない花、マツムシソウ。
その花が、久々に紐解いた本の栞に描かれていたのです。
なんとまあ、マツムシソウとは、、
独りこの小さな花の絵を眺めてニヤニヤしておりました。
本て、思いも寄らない出会いがあるものですね。栞ひとつで、こんなにも嬉しい気持ちになれるのですから。
と、まあクーラーに扇風機のフル稼働の部屋で読書しこれを書いていましたが、いい加減「書を捨てよ、町に出よう」、、それこそマツムシソウを見に出かけてみればいいじゃないかと、栞や泣菫に言われている今日この頃なのでした。
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