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妻が「待っていたみたい」と震えた声。
猫ベッドに丸くなった痩せた身体。まだ息をしていた。昨夜は一度痙攣して瞳孔が開いて、もうダメだと妻は思ったらしい。撫でると背骨や肋骨のゴツゴツしたのが直に触れる。猫の暖かみはもうなくなっている。時々頭が小さく痙攣する。頑張れ!と、もういいんだよと気持ちは半々。顎の動きが止まる。次に動き出すのを待っていた。動かない。お腹に手を当ててみた。動きは感じられない。突然涙が溢れてきた。
18歳10カ月、家族になって18年以上一緒に暮らしてきた猫の最期を看取った。
5年前からてんかん発作を起こすようになった。その後急性腎不全になり、3週間点滴だけで過ごした。回復してからも歩き方がおかしかった。真っ直ぐ歩いて、行き止まると必ず左へ行こうとする。てんかんと半側空間無視、脳になにかがあると気付いた。でもそのなにかが解ってもなにができるのか。なにもできないなら、知らない方がいい。
昨年秋に顎の下に小さな傷を見つけた。ちょうど仔猫が家族になった時で、そいつが遊びで噛みついた傷と思っていた。でもその傷は大きくなって、出血も止まらない。年が明けて獣医に相談したら病理検査をしてみるとのこと。結果は癌であった。
顎の手術ができるか大学病院に紹介状をもらい受診。入院後CT検査となった。CTにて大きな脳腫瘍がみつかり、顎の手術は不可能といわれた。今、生きていることが不思議な位だとも言われた。
あの時に気付いたことは正しかった。やはり脳になにかがあったのだ。数週間後に半身が動かなくなり寝たきりになる。
昨日午後7時30分、虹の橋を渡る。
写真、妹分の三毛に寄り添われて
どんなにどんなに愛していても、一緒に虹の橋を渡ってあげるコトができなかった…
あれから2年が経ちました。
今までも会いたくて会いたくて…そんな時は、もちこ、もちこ(天使となった愛する家族)と呼びかけます。何度も手紙を書きました。
物言えぬ動物のつらさに心がはち切れそうになります。でも、動物には人の心が通じると思います。ankotaさんのネコちんは、精一杯生きた。ご家族のあふれる愛で生きられた。そしてネコちんもご家族を愛した。嬉しかったと思います。目いっぱい愛し、愛されて…。
ankotaさん、ご家族さま…
どうぞ体調を崩されないよう…。
いつも傍にいてくれます、絶対。
初めましてなのに、大変失礼致しました。
primavera
プリマヴェーラ様、コメントありがとうございます。
猫と一緒の生活が始まった時には、いつかは来る時で覚悟はしていましたが、実際には辛いですね。
苦労させたこともあるけど、思い出とともに元気にやっていこうと思います。
本当にありがとうございました。
こんばんは。
きっと、彼(彼女)は、あなたが帰宅するのを待っていたのでしょう。
最後の生きる力を振り絞って。
生きてお礼がしたかったのかも・・・。
そして、あなたから受けた愛情を忘れることなく、幸せいっぱいの気持ちで旅立ったことと思います。
74ムーンさん、コメントありがとうございます。
家に帰ってから2時間後に息を引き取りました。待っていてくれたのかな、それとも偶然かもしれません。
励ましていただきありがとうございました。
ankota 様
辛いですね…。
お写真、拝見しました。
とっても安心した顔をしてますね。
18年も一緒にいられて、ありがとうって思ってるんじゃないかな。
うちはウサギだったけど、やっぱり突然夜中にてんかん症状起こしたこともありました。いつもは自分から膝に乗らないのに、亡くなる日の朝は自分から乗って、下りなかったな…。そんなことをふと思い出します。
虹の橋で待ってるんだと思います。
再び会えるその時まで、時々空を見上げます。
たくさん一緒にいてくれて、ありがとう。ねこちゃんに代わって。
ブブナ様、コメントありがとうございます。
10年程前に私もウサギを亡くしました。その時は自宅にいませんでした。
今度は絶対に看取るぞ、という気持ちが強かったのでしょうか。
励ましていただきありがとうございました。
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