来年以降のために、忘れないうちに完走のためのTips
<レース中の体調>
・山岳部分の走行(歩行)スピードは、日中はCT×0.4〜0.5、夜間はCT×0.6〜0.65(小休止込)だった。平地(ロード)は6'30"/km~7’00”/kmで終盤まで同じペースを保てた。
・体感的に心拍数は140bpm以下にキープできたと思う。
このペースならば食事さえ取り続けられれば疲労はたまらない気がする。
・スタートから天子山塊を越えるまでは汗冷え防止のために極力汗をかかないようにした。特に天子取付きから熊森山まではほとんど汗をかかなかった。
夜間行動時は汗冷えをしないためにレイアリングが大事。こまめに脱ぎ着する。
・膝、腸脛靭帯等の痛みはエイドのマッサージ・整体が有効だった。
・2日目の朝と夕方に2回程度仮眠を取るのが最適と思われ、夜間は基本的に移動し続ける。夜間の稜線での休憩・仮眠は極力避ける。
<補給・食事について>
・集団の後方でレースを進める場合、エイドでの食事切れリスクを念頭に置く。
エイド間分のエネルギーはリスクを回避するために持っておいたほうが良い。
チューブ練乳が有効だった(しかも安い!)。
・常に固形物を胃袋に入れておく作戦は有効だった。A7まで胃腸は元気だった。
・暖かいものを意識して採ると良い。フリーズドライの食べるスープなどが有効かもしれない。
・同じ味を続けるとエヅくようだ。ロード区間でのコンビニ等は有効に活用する。
・HIGH5のISOGEL(66g/95kcal)は飲みやすく最後までえづかなかった。
・粉飴はさほど甘くないのでエイドの紅茶等に大量に入れると飲みやすい。
・バナナは1本あたり100kcal以下なのであまり効率は良くない。すぐにお腹が空いた。
・スタートからW1、A1までは水はそれぞれ500mLあれば足りる(レギュレーションではエイドを出る際に1L以上持つこととなっているので注意)。A1−A2間は1.5L使用した。それ以降はエイド間で1L以上は使わなかった。
・44時間168kmの消費カロリーは概ね13,800kcalと推定
#出典:登山における消費エネルギーを推定する方程式(2006)
<装備・ウェア>
・行動中はほぼTシャツ+アームカバーで過ごした(日中の最高気温25℃、夜間の山中での最低気温5℃位か)。インナーはミレーのメッシュ(ノースリーブ)。
・ジャケット(雨具)はエイドを出発後30分程度のみと、渋滞による停滞中に着用した。雨具の下は使用しなかった。
・Tシャツはザックのショルダーベルトで首元が擦れて痛くなった。襟付きハーフジップを希望。
・防寒着はA7、A8エイドでの休憩中に使用した。夜間に長時間エイドに滞在する場合には到着後、すぐに防寒着を着用すること。
・ソックスはR×L(薄手)。予備の靴下は使用しなかった。
・ハンドライドは不要だった。ヘッドランプもNAOほどの光量は要らないかもしれない。雨や霧の時にどうなるかは要検討
・ガスが湧くとNAOのリアクティブライティングはチカチカして歩きにくくなる。吐く息によっても照度が切り変わるので少々見づらい。コンスタントモードの方が良いかも。
・OLMO12はやや容量が大きすぎるが、背面とショルダーのパッドが厚く疲労は少ない。走るのには向いていない。
・SUUNTO AMBIT 3PEAKSの不調は原因は不明(自宅でも再発した)。
ファクトリーリセットをかけたら改善した。前日までにファクトリーリセットをかけておくとよい。メモリとGPS情報を消すと良いらしい(ネット調べ)。
<レース後の体調>
・翌日筋肉痛少々、思ったほどヒドくない。水曜日に走ってみたが体の芯に疲れがあるように感じ、体が重い。
・レース中に痛かった膝の外側は火曜日くらいに痛みはなくなった。
・翌日から足先が浮腫む→水曜日の朝に回復。
・舌がタダレたようで2日間ほど味覚異常で何を食べても味がしなかった。
・右足親指の腹に大きな肉刺。足首のテーピングの境目にも。その他は問題なし。
・手術創の痛みはレース中もレース後も出ていない(インソールの効果?)。
・体重の増減はなし。体脂肪率がやや減ったかな。
とりあえずここまで。
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