おつかれさまです。
雑文です。
いつの頃からか記憶は定かではないが、10数年前くらいから急にトレッキングポールを突いて歩く登山者を見るようになった。急に増えたという印象が強い。自分はバックカントリースキーもやっていたのでスキーストックを突いて歩くことに違和感は無かったけど、雪が無いのに何で突いてるのかと思って眺めていた記憶がある。
金剛杖的なやつなら昔からあるので急に増えた理由としては違うだろうし、ノルディックウォーキングと混同させてどこぞのメーカーが宣伝しているのかとか考えたりしたけど、基本的に興味がなかったのでそれほど調べてもいない。
最初の頃はゴムカバーを付けずに石突きの状態のまま地面を突き刺して歩く人も多かった。土壌の流出や木道の腐れが早く進むなどの問題が起きていたと思う。最近はそういう人はほぼ居なくなったように見える。ゴムカバーはよく落っこちてるけど。僕はゴミ拾いしながら歩いているのでわりとよく拾う。あと、そう教わったのか知らないけど、体の横にストックを突くので、登山道では無い場所を突き刺して歩く人も多かった。これは今もあんまり変わっていないように思う。貴重な高山植物を傷つけたり、土壌の流出が進まないように願う。
ウルトラライトな人達への相性も良かったのかと思う。トレイルを歩くのにはいい感じなんだろう。歩くのがそもそも上手くて速い人が身軽な状況でストックを使えばそれらを増幅させるし、1本持ちとかスタイルとしても好まれてそうな気がする。
もう一方で多いのが杖の延長線上でストックを使っている人かと思う。これが多数なのかと思う。
人それぞれだとは思うが、あんまり上手く使えていないように見える人も多い気がする。ストックを突く事が先になって体の重心がブレては本末転倒だし、どんなシチュエーションでもストックが役に立つという訳では無いように思う。岩場であってもストックを持ち続けて、隙間を探して突こうとしている人を見ると危ないなぁと思う。
人間が動く時にはバランスを崩して行く訳だけど、重心は外さずに必要な部分だけバランスを崩し、そこから連続的に横移動に移って行くというのが歩くという身体操作の重要なテクニックであって、手を伸ばした先のストックの先に重心をよいしょっと先に乗せるのはとても危ないと思う。自分の重心は常に自分の腹の中にあることが重要。
だからあれですね、若い人とか登山道を歩くような事をするのが初めてとかの人は、まずストック無しでも歩いてもらって、その違いと、その道具の役割を理解して選択するのがいいのかと思う。自分の意見としてはストックは基本的に不要。自分の重心を保ちつつ歩くテクニックをしっかり身に着けてから、再度その道具が必要なのかを自分で選択すればいいと思う。
最近夏山ルートの情報集めでYoutubeを2倍速で見ていたら、右手首にずーっとストックをぶら下げたまま黒戸尾根を進んでいる動画があったのでなんとなくモヤモヤが再燃して雑文を書きました。
自分は良いとか悪いとかを言いたい訳では全然無いです。ただ、今回ざっとWebで検索したらこの話題は結構意見分かれているようですね。楽しく安全に登山を楽しみましょう。
そんな感じで。
私は殆ど徒歩旅専門ですが、ゴールドです。いつも二本のポールを使っています。「弘法も杖の誤り」で１本は使いません。３本足の動物はいませんから。
二本のポールを使う理由は
○左右のバランスをとる。歳をとると、ちょっとしたことで、ふらつくからです。人は後ろに目がないので、歩道のない道路では、右側を歩きます。無謀と言うか無知と言うかひどいドライバーは、右側に人がいても追い越しをします。うっかりふらつこうものなら、引っかけられます。
○リュックを背負って長距離を歩くので、疲れを脚と肩に分散できます。見方を変えれば、両方の筋肉を使っています。
使うとき：長い急な登りあるいは疲労度が大きい場合では4輪駆動にします。
それ以外ではほぼ使いません。手の自由度と振りの体幹で登る（歩く）るようにしています。
特に下りはストック持っていると転んだ時に手を着けないのでよほどでない限りは使いません。
自分も同様の考え方です。両手が自由である事ってとっても大事だと思うんですよね。人って手のひらが上に向いているか下に向いているかでもバランス感覚変わりますし、腕振りも正しく体幹と連動してでんでん太鼓的に使えるとすごい推進力を生み出せます。ストックを突くことありきで下りで転んだ時は顔面打つとか結構危ない転び方をする人もいるように思います。あれは完全に重心が外れているからですね。その辺の事を分かった上で使うのには便利な道具だとは思います。ありがとうございました。
20〜30�圓鯒愽蕕辰動貳姪仍各擦鯤發�なら膝ダメージ減少のためポールは手放せません。
特に下りは脚を下ろす距離が増すことから衝撃減少のためにポールのつく場所にも気をつけないとスリップや転倒の原因となるので慎重に扱います。
まずは体幹がブレないようにザック重心をととのえて足で地面を踏みしめるように歩いています。
多分ですけど、意地でもポールを離さない人って、そうすることに対してそんなに拘ってもいない気もするんですよね。情報量とか経験値の違いによる判断差なのかと思います。
紗克さんのように判断出来る人もいるし、なんですかね、自分はそういう会話をした事がないので相手の反応も分かりませんが、経験者が危ないなぁと見ているシチュエーションはある意味勿体ない気もします。一声かければ、建設的に意見を飲んでくれる人もいるのかも知れません。それはお互いいい経験になるのかと考えました。ありがとうございました。
危険箇所でのポール収納は危ないことがあるため迂闊な声かけはちょっと……。
あれっ？
運動不足解消のためポール登山を始めた若者が忘れていったポールが……。
アンタ、もうポール無くても登れるじゃん！
身体能力は人それぞれ。
必要な方は使えばいいし、そうでなければ使わない。
ただそれだけです。
やってみて経験しないと人は判りません。
まして過去、半身不随→リハビリで回復となるとその辺はシビア。
判断は自身で行う。それが全て。
転倒時に最適な手の使い方が出来るのかなと？
熊鈴とストックは意見がわかれますね。
どちらも使い方がとても肝心なのかなと思います。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する