年明けに録画したNHK BS放送が面白い。
佐々木大輔さんが、前人未到のチャレンジをしている。かつて、佐々木さんが憧れた冒険家 植村直己さんが、最後に挑戦した偉大なる山、デナリがその舞台だ。
北米大陸最高峰のデナリ山頂(標高6190m)から、南西壁をスキーで滑降。最大斜度50度に達する大絶壁から、クレバスの大きな口が開く氷河へと標高差3000mを山岳スキーで一気に滑り降りる。
冒険家スキーヤー 三浦雄一郎さんの元で、あらゆる斜面を滑る技術を身に着け、体力・気力共に充実した40才で、大いなる夢に挑む。誰も成し遂げたことのない、世界初の挑戦は素晴らしい。
佐々木さんは語る。
「未知なる世界へのチャレンジは、人間の原始的な欲求である」
「心理的なものがミスに繋がる大きな要因となる。
自分を俯瞰できる精神状態をキープして、平常心を保つことが重要だ」
常人の想像を、遥かに超える挑戦だが、今回の下見で、どでかい南西壁のアイスバーンも、危険なクレバス地帯も、条件さえ揃えば、突破できる感触を掴んだようだ。
挑戦は5月に迫る。成功を心から祈る。
NHK特集ダイジェスト URL:
http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2016/08/0831.html
kickeyさん、こんばんは
日本中が寒気団の中、外は雪で白くなってきています
デナリ大滑降の番組、私も録画して見ました。
人間のチャレンジって果ての無いものだなとつくづく感じました。
そもそもヘリなどで山頂へ運んでもらうのでなく自分の足で北米最高峰で、かつ高緯度であるがためにエベレストにも匹敵するという難度の山に登ってから滑り降りること自体すごいことだなと思いました。
雪崩の危険性やクレバスの状態とかは時期に依って変わるだろうし、成否には運も大きく影響することでしょうね。
成功して無事に帰還してくれる映像を是非見たいものですね。
chamchanさん、こんばんは。
週末は、この冬一番の冷え込みでしたね。
佐々木さんは、この雪を心待ちにしていたのではないでしょうか?
麓のBCからC4まで、まずは山登り。背中に20kgの荷を背負い、さらに30kg以上のソリを引く。
大変な労力を要する山頂までの移動も、単に出発点に立つプロセスに過ぎない。
過去にビックマウンテンを滑降中に雪崩に巻き込まれて、命を落としそうになったこともある。8年前に、ヨーロッパでクレバスに落ちて顔面の骨を折る等、負傷の経験もある。いくつもの挫折を乗り越えて、今日に至る。経験に裏打ちされた精神的な強さを感じる。
とてつもない、チャレンジを、なんとか頑張ればいけるレベルまで自分を持ち上げるのは、大変なことです。天候や風など、コンディションを慎重に選ぶ必要がある。運も味方につけて、ぜひ成功を勝ち取って欲しいと思います。
kickeyさん
初めまして。
お正月のこの番組、私も観ました!
佐々木さんの挑戦、無事成功して欲しいと心から願います。
努力もなさっているし、度胸もある。
こんな凄い方が日本にはいるんだと、驚きました。
突然の書き込み失礼しました。
あの番組を見て感動した方がいた事に嬉しくなって思わずコメントしてしまいました。
waqueさん、こんばんは。
コメント頂き、ありがとうございます。
たとえ成功したからといって、報奨金が貰えるわけでもない。それでも命がけで挑む。
ただ純粋に未知なるものを知りたい、誰もまだやったことのないことを成し遂げたいという原始的な内なる要求は、混じりっけのない真っ白で、尊く崇高なものであると感じます。
己の限界を越えたところで勝負して、ようやく克服できる。
道を極めたものが、究極の高みを目指す挑戦は、見ているだけでワクワクしますね。
無事の成功を祈ります。
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