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初めて雲ノ平を歩いた時、稜線上を台風が直撃した。折立から太郎平小屋へ向かう時、風で吹き飛んだトタン屋根を小屋番さんが追っかけて取りに行くところを目撃。私は結局、この日はテン泊を諦めて、小屋に逃げ込んだ。翌日、雲ノ平キャンプ場で、独りテントで立ち向かった若者に出会って話を聞いた。夜半からの暴風雨で、ペグを抜かれ、テントを飛ばされないように、一晩中、テントを内側からフレームを押さえていた、と伺った。なかなかの猛者でした。
でも、こうなると眠れないため、翌日しっかり歩くことが出来ない。天気が荒れることが、事前に分かっているならば、小屋に逃げ込む方が良いでしょう。
雨の日、基本濡れるのはフライシートのみ。(晴れの日でも、結露で濡れる)。朝起きたら、濡れたフライを、タオルで一通り拭き取り、少しでも重量を減らした上で、フライをチャック付きビニール袋に入れてから、ザックに収める。こうすることで、乾いた内張りが濡れるのを防ぐ。次のテン場で、テント設営したら、晴れていれば、濡れたフライはすぐに乾く。
雨が降る中、テント設営しなければならない状況だと、できるだけ早くフライを張るが、少し内張りが濡れてしまうこともある。そんなときは、やはり内張りの中をタオルで拭いて、濡れたザックも全部タオルで吹いてからテントに収納する。なんせ、濡れたものは全て、タオルで拭いてから、内張りの中に納めれば良いのだ。
雨の日のテン泊に、タオルは最重要アイテム。汗を拭く、下山後のお風呂で身体を拭く等の他、テント内で水をこぼした場合に拭く、フライを拭くなど、ウルトラライトタオルが1枚あれば、何役もこなす。吸湿・速乾・防臭・軽量などの高機能性タオルが、山用品店に行けばある。厳選して気に入ったモノを選べば良いと思います。(私はMSRのパックタオル等を使っていた)
テン泊最終日が雨だった場合は、自宅に帰ってから、テントを干すのを忘れずに!メンテナンスを怠ると、大事な山道具のテントにカビが生えます。山で頑張った山道具たちを労ってあげましょう。
<雨の中歩き続けた、八ヶ岳縦走時のマイテント>
写真1:初日の双子池キャンプ場
池の畔で、樹林帯の中にある雰囲気の良いテン場で、
余り雨は気にならなかった。
写真2:最終日のキレット小屋のテン場
結局、最後まで雨に降られた。 😢
kickeyさん、こんばんわ。
稜線でのテント泊に慣れてない人だと、
油断してるわけじゃないんだろうけど、
設営時や撤収時にたまに風でテントを
飛ばされかけている人を見かけますね。
kickeyさんもニーモテントだと思うけど、
専用のフットプリントは使っていないのですか?
(あれがあると先にフライを建てられるので、
雨の日はとっても楽です。)
k-yamaneさん、毎度!
専用フットプリントも使っています。(ニーモの場合は、テントに固定できて、めちゃ便利なので、必須オプションかと思います)。
私のテントはニーモTani1P。私の使用するのは初期型で、マイナーチェンジ版のTaniLS1P(k-yamaneさん所有)で、機能が追加され、先にフライを張ることができるようになりました。これって、雨の日に内張りを濡らすこと無くテントを立ち上げることができる、画期的な機能だと思います。たまたま、今年の縦走で、隣接テントにTaniLS1Pがあったので、細かい所で改良されていることを確認することができました。
風にテントを飛ばされて、初めてテントの建て方の手順を学習します。(始めに4隅をペグダウンしてから、内張りを立ち上げないと、テントは簡単に飛ばされる)。みんな一度は経験するテントあるある、なのでしょうね。
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