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曇天の中ベランダから見あげると、恵那山と前山の色がずいぶんと違う。
先日富士見台まで紅葉を見に行ったばかりだけど
里山が紅葉で色づくのもあともう少しかもしれない。
どうして葉は紅葉するのかという番組を昔テレビで見た気がする。
内容を忘れてしまったのでネットの先生に教えを乞うた。
先生曰く、
モミジやイチョウはもともと緑の他に黄色や赤の色素を持っていて、
夏場は緑色の色素が優っているけれど、寒さで葉緑素が壊れると
黄色や赤の色素だけが残って紅葉する。
ということだった。
フーン。
それって黄色や赤の色素を持ってない葉もあるってこと?
ベランダに行ったついでに花をつけたバジルの鉢の様子を見てみた。
種がつくのはもう少し先みたいだ。
今年はジェノベーゼソースをたっぷり作って食べられた。
来年は石窯でも作って手作りピザでも焼いてみようかな。
収穫が終わって葉をとりのぞいた、元ゴーヤの鉢の上に
アマガエルが座っていた。
ビリジアングリーンの深型で野菜用のプラスチックの容器。
その縁にちょこんと。
そのアマガエルくんは白かった。
真っ白ではなくてゴチャっと黒や水色の斑点が入っている。
不思議だ。
ときどきこういう失敗したアマガエルに出くわす。
ブロンズ色のアルミの手すりに乗ったグレーのアマガエルなんかがそうだ。
精一杯やってるけど、能力の限界、みたいな。
なんとなく寂寥感ただよう白っぽいグレー色。
ビリジアングリーンといえば緑色の仲間だ。
アマガエルは普段はたぶん黄緑色がスッピンで、基本色じゃないのか?
それがたかが緑色になれないとはどういうことなのか・・・・・・
ふと思った。
視点を変える必要がある。カエルだけに、じゃないけど。
それは人間の目から見ているからじゃないのか?
つまり人の目から見たら失敗したように見えるけれど、
カエルの保護色の意味ってなんだっけという話。
人間の色覚なんてたかだか3色とかそんなものだった気がする。
昆虫の目線で植物を見ると全くちがった世界になる、
というのも先日テレビで放送していた。
昆虫は紫外線を捉える能力があるそうだ。
アマガエルが保護色で周囲に溶け込む必要があるのは、
天敵がいるせいだろう。
カエルの最大の天敵は人間ではない。
鳥類や、ヘビなどの爬虫類だろう。
ヘビ以外の爬虫類が思いつかないけどまあいい。
鳥類や爬虫類の色覚をまたもやネットのWiki先生にざっくりと訊いてみた。
[爬虫類や鳥類などは、4色型色覚をもつと考えられている]
要するに紫外線の反射を感知する能力があるということだそうだ。
鳥やヘビが見たらビリジアングリーンはビリジアングリーンじゃないってこと!?
ここでわたしは
ビリジアングリーンに紫外線を当てて感知したい強い衝動にかられる、という
人生初の体験をしたのである。
ああ、見てみたい・・・・・・
ものの見事に保護色が機能したアマガエルちゃんの勇姿を。
人間なんてほんと出来ること少ないよね。
せいぜい数多の道具に頼って地道に一歩一歩山に登るくらいだ。
猫だって頭に方位磁石ついてるというのに。
あと、ビリジアングリーンと三回も言うと舌を噛むよね。
これほど己の無能さに落胆した日があっただろうか……
両生類の色覚についてはよくわからなかったけれど
もしかしたら
カエルが天敵の目を眩ませるための保護色がたまにちぐはぐなのは
そういった深い事情があるのかもしれない。
はじめまして(^o^)
不思議を見つけることも楽しいし
いろいろ想像して考えてるのもまた楽しい
時々休憩して答が出たら
達成感もあったりして嬉しくなります
紅葉のお話さっそく誰かに受け売りするわ
待合室にはお話好きがいっぱいだから
使わせて下さいね(^-^)
ヤマレコさんは時々とっても面白いこと教えてくれるから目が離せないです
アマガエルの写真かわいい!
また楽しませて下さい
itigoさんこんにちは。はじめまして!
山に行けないこんな日は、
山を思ってヤマレコを思うと脱線してちょっと楽しい妄想が始まることもありますよね。
山に登っても日常も、たまに脱線しないと知りえない、優しい視線を見つけたりいろいろです。
こんなふうにコメントいただけたりもして^^
紅葉の話、ぜひつかってくださいませ。
はやく完治されますように!
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