![]() |
![]() |
![]() |
帰宅して山靴の汚れ具合をチェックした所、両サイドの人口皮革がソール上で完全に切れている事に気が付いた。
もしやと思って確認すると、ソールの両サイドが剥がれてきているではないか。
これでは防水もへったくれもない、吸水山靴だ。
安物買いの何とやらとは良く言うが、高い山靴は重いので好きではない。
安いからソールが剥がれ易いという理屈はないと思うのだが、安い山靴定番の傷み方であるのは十数年で5足も試してみての結論ではある。
欲を言えば、ソールが減ってもうダメと思うくらい持って欲しいものだが。
この5足目(ブリジストン)はまだ下ろして1年半しか経っていないのだが、4足目が半年足らずで傷んで来て、散々修理を繰り返して何とか2年持たせた後に、5足目を買ってある事を忘れて買い足したので、買った順では6足目という事になる。
ちなみに3足目は5ヶ月足らずで横に穴が開いたので、店で4足目と交換して貰ったという、散々な経緯があった。
さて、気を取り直して修理に取り掛かろう。
最初の写真は修理前。
写真では分からないが、ソールの上端から底にかけて、幅2センチくらい綺麗に剥がれている。
上面の皮革は元々この位置で切れていたのか、ソール側を残して切れたのか分からないが、縫い目以外は浮いている感じになっている。
先にソール側の剥がれを直す。
写真2枚目の左。
ボンドはセメダインのスーパーXを使う。
このシリーズは幾つか種類があるが、シリコンボンドで、柔軟性、耐熱性、耐水性に優れており、スーパーXは24時間硬化型の一番安いタイプだが、強度は一番高い。
幅2〜3ミリの小型のマイナスドライバーの先端にボンドを少しずつ付け、剥がれた面の奥まで丁寧に塗り込んだ後、クランプで軽く押さえてやる。
写真2枚目の右。
2〜3時間でそこそこの強度が出るので、皮革の内側にボンドを塗り、端面が浮かないように当て物をしてゴムバンドで押さえる。
写真3。
最後は継ぎ目の溝にボンドを塗って表面を整えてやる。
これで修理完了。
待ち時間を入れても、1日あれば修理出来る。
これで何ヶ月持つか、何年持つかは、実際に履き潰してみなければ分からない。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する