平成XX年、小学生の体力低下に憂慮する神戸市教育委員会参謀本部は、麾下の小学校2校を選抜、この山での真夏の暑中行軍を実施することになった。恐るべき暑さの夏の菊水山を歩かせ、「暑さとは何か?汗とは何か?」を、教師と小学生に身をもって体感させることにより、もって夏場の朝礼で倒れることのない強靭な児童をつくるための研究に応用せんと考えたのである。
行軍隊に選ばれたのは、鵯越第5小学校6年2組(担任・神田教諭)と布引第31小学校6年1組(担任:徳島教諭)。鵯越第5小は、学校から神戸電鉄の旧「菊水山」駅を経て菊水ゴルフクラブ前に至り、そこから一気に菊水山を踏破するルート、いっぽう布引第31小は、布引の滝、布引貯水池、市ヶ原を経て修法ヶ原に至り、さらに鍋蓋山を越え、天王谷から菊水山に登るという大迂回ルートを選んだ。順調に行軍がすすめば2校は菊水山山頂で出逢うことになっていた。
ところが、行軍当日、夏の太平洋高気圧が異常発達し、観測史上未曾有の酷暑が行軍隊を襲う。クラスから体力に自信のある児童を選び精鋭の小隊編成とした布引第31小・徳島隊とは対照的に、クラス全員参加の中隊編成で、しかも教頭、PTA有志からなる編成外の大隊本部を随行させた鵯越第5小・神田隊は、人数の多さと指揮系統の混乱により、酷暑の中、道に迷って菊水山山中を彷徨することに。
熱中症でバタバタ倒れる児童、襲いかかるスズメバチの大群、迷い込んだ菊水ルンゼの断崖・・・。想像を絶する危難を乗り越えて、鵯越第5小・神田隊は、果たして真夏の菊水山から生還できるか・・・?
「菊水山で見たことは、一切しゃべってはならぬ!」
donburiさん、冴えてますねぇ〜。
ここ数回の日記は、想像力豊かでユ―モアに富み、実に面白い! ここまで徹底すると怒る人もいないでしょう。
どこかの大学の校祖が、「ユーモアの全身に充満したる丈夫(ますらお)の起り来(きた)らん事を」と言ってたのを思い出しました。
「菊水山死の彷徨」、どんな結末になるのか大いに期待しています。
>silverstarさん
こんばんは。
気にいっていただけてうれしいです!
今回は元ネタと菊水山をご存知の方でないと、わかりにくいパロディですので・・・。
どこかの大学の校祖はそんなこと言ってましたか!
不勉強で、知りませんでした。(笑)
菊水山って確か六甲全縦の開始点から霞んで見えてた、約20km 先の、ひよどり越えを過ぎてフウフウと登ったあの山でしたかね。
なんせもう30年以上前のことで記憶が霞んでおぼろになっているもんで、、、
お偉いさんがプレイングマネージャーになるとロクなことにならない気がします。校長は校長室でふんぞりかえってろ!なんてね。あ、すいません、教頭でしたか、、、
ともかく偉い人が細かなことにこだわり過ぎると判断を誤ることになる?
>bokemonさん
菊水山はbokemonさんの記憶にあるその山ですよ。
六甲全縦前半の最初の難関ですわ。
>お偉いさんがプレイングマネージャーになるとロクなことにならない気がします。
人にもよるけど、言えてるね。
『マーフィーの法則』にも確か似たようなこと書いてあったと思います。
「地位が上がれば上がるほど、人は無能になる」・・・だったかな。
donburiさん こんにちは。
コメント遅くなりましたが 超地元ネタですね
菊水山の登りは 全縦の難関ですね
全縦は未経験ですが 旧菊水山駅からは何度か
登ってるので 情景は目に浮かびます。
>miccyanさん
こんにちは。
菊水山、登られましたか?
距離こそたいしたことないですが、きつい登りでしょ?
でも非常に展望が良いので、私は好きな山です。
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