どなたかの日記で拝見したのだが、男女混合パーティーで遭難するのは決まって女性で、男性が遭難したという記事は見た事がないという。
たしかにその通りだ。なぜだろう…
まぁ一般的というか普通に考えれば、岩場に慣れていない体力的にも劣る女性が男性に付いて行けず、疲労困憊してバランスを崩して転落?
このような感じなのだろうか。
でも誰が見ても「怖い」と思うような場所は誰もが慎重に行動する筈だ。そんなに簡単に転落するものだろうか。
私の経験で恐縮だが、私は過去に足場の悪い急斜面の岩場をスリップする事なく降り、安全地帯に着いて気を抜いた途端に木の根や浮き石に足を取られて転倒しかけ、冷や汗をかいた事が何度かある。これは気の緩み以外の何者でもなく、大いに反省させられた。
もしかして私と同じような経験をされた方も多いのではなかろうか。
北アルプス・下ノ廊下の阿曽原温泉小屋のブログを拝見すると、難所と言われる場所を通過した後の「何でこんな場所で」
と思うような場所での転落事故がひじょうに多いのだという。
しかし私は転落事故の現場を見た訳ではなく、安易な憶測は避けるべきなのかも知れない。
家に帰るまでが登山だとよく言われる。
メンバーの命を預かるリーダーに必要なもの。それは難所を無事に通過した後も
「最後まで気を抜くなよ!」
という、メンバーに対する声がけなのではないかと思っている。
(画像の猫様は関係ありません)
「ホッとした時が一番危ない」
と言われて、実際の滑落事故現場を見たら、本当にホッとした瞬間の場所だと思いました
以来単独行の時は「ここからが気を抜いてはいけないところだ」とか、独り言を言って気を引き締める様にしています
(特に下山時の疲れた頃)
私はその現場がどこなのか分からないのですが、2日目に阿曽原温泉小屋から欅平へと歩いている時に、いつの間にか高度感がマヒしている自分に気が付きました。
「気を付けろよ〜」と自分に言い聞かせながら歩きました。
はい、私も具体的な場所は忘れましたが、番線が山側で無く谷側の、しかも地面に番線が張られていた所でした(多分阿曽原温泉から欅平の間です)
でもずっと緊張が続いていたら神経が麻痺して全然怖さを感じませんでした
最後はよくこんな所に道を作ったものだと、半ば呆れながら歩いてました😅
性別混生パーティーの場合、計画作成者が男性もしくは体力や経験が多い方になることが多いのではないかと思います。そうすると配慮したつもりでも女性や体力や経験が少ない方ベースの行動にならなくて、無理して歩いている可能性が大きいですよね。「最後まで気を抜くなよ」の声掛けの時には声も届かないほど既に疲労困憊になってる方もいるんじゃないかなぁと感じます。
なので、私は性別混生パーティーの場合、極力女性もしくは体力や経験が少ない方が計画を作り、それを体力や経験が多い方がチェックやフォローする、全員がそれぞれ個々に計画をして実行できる人になれればいいなと常々思うのですが、性別的役割や関係性でそうはいかないみたいですね。やっぱり連れて登りたい人はいるし、連れて歩かれたい人もいるというか。結局、人はどうでも自分は自分でケガや事故のない登山をするだけなんだなと思います。
そうですね。登山では一番体力的に弱い人に合わせて歩くのが鉄則とよく言われていますが、実際にはなかなか理屈通りには出来ないと思います。
低い山のハイキングコースならともかく、北アルプスなどの岩場があるルートで経験の浅い人を先に行かせる訳にもいきませんし。結果として体力がある人や経験がある人の後からついていくスタイルになりますよね。
もうだいぶ前に友人から聞いた話ですが、槍ヶ岳の穂先から下る途中で雷雲が接近しているのに、梯子にしがみついた状態で身動きが取れなくなっている女性がいて「早く降りろ!」と怒声が飛んでいたようです。
他の岩場でも特に下りで渋滞する事がよくありますが、見ると明らかに岩場に慣れていない実力不足の中高年の女性が目立つんですよね。
山は逃げないけど年齢が逃げていくという気持ちは痛いほど分かるから私からは何とも言えないし、本人的にはそれでもう体力的にも精神的にも目一杯なのかも知れません。
また女性には男性にはない生理の問題で体調不良だったり、あるいは最近はほとんどの人が使っているストックが原因でバランスを崩して転落するケースもあるかも知れませんね。
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