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暑いですね〜💦
皆さんは登山の際に紙地図かGPS、またはその両方を持参されると思います。
GPSが普及した現代では、紙地図を使っている登山者はもはや少数派かも知れません。
でも私は今でも紙地図をメイン、GPSは補助として使っています。
それは昔からの習慣もありますが、私は紙地図を片手に周囲の地形を確認し、現在地を特定しながら山を歩くのが大好きなのです。
私は低山のバリルートをよく歩きます。
バリルートの醍醐味は紙地図の読図であると言っても過言ではないと思っています（あくまで個人的な意見です）
しかし５年ほど前に初めてジオグラフィカでGPSを使った時は仰天しました。
瞬時に現在地と針路が分かり、こんな便利なものを使わない手はない。これはまさに登山の必需品だと思ったものです。
しかし紙地図を使うにしてもGPSを使うにしても、地形図の等高線を読めなければバリルートは歩けません。
等高線は実に様々な情報を登山者に教えてくれます。
それではまず紙地図を使って、奥多摩の鳥屋戸尾根を登ってみましょう。もちろんGPSも持参します。
他に用意する物はコンパス。そして高度計もあると大変便利です。
鳥屋戸尾根は1988年の秋に登りました。
37年も前の事なので、どんな尾根だったのかほとんど覚えてません。
笙ノ岩山頂上の先の尾根が防火帯のような尾根だったという事だけ、かすかに記憶がある程度です。
まず左の画像の２万5千図をご覧下さい。
画像では尾根取り付きの地点が欠けていますが、取り付きから高度差約200�壇个襪鉢，涼賄世肪紊�ます。
この場所をよく見ると等高線の間隔が少し広がっているのが分かります。
つまりこの場所は急斜面ではなく、平坦地または小さなコブである事が予想され、一息入れるのには良さそうな場所です。
この上部の�△眛瑛佑任后�
更に急な尾根を登っていくと、1090�辰覇酖譴貿廟犬垢詒�根に出て登りが一段落します。
ここにも小さなコブかピークがありそうです。
高度計が1090�檀婉瓩鯢充┐掘▲灰鵐僖垢任修糧�根の向きを測って針が南東を指していれば間違いなく��の地点です。
�い涼賄世眛瑛佑砲靴導稜Ы侏茲泙后�
そしてまた急な尾根を登っていくと、�イ�1220�辰覇鄒召愬廟犬垢詒�根に出ます。先ほどと同じ方法で現在地を確認してみましょう。
ここまで来れば笙ノ岩山頂上は目の前です。
笙ノ岩山頂上で一休みしたら蕎麦粒山へ向かいましょう。中央の画像をご覧下さい。
北東へ数分下ると�Δ琉班瑤暴个泙后�
ここから緩やかな登りを経て尾根上の小さなコブ（�Л┃�）を通りますが、この区間には顕著な登り下りがないので、現在地の特定がしにくいかも知れません。
そして��のコブから北へ方向を変えて��の1268�鍛賄澄幣彰筌瞭�）へ向かうのですが、この��の地点が鳥屋戸尾根で最も注意が必要な地点だと私は考えます。
もしも��の地点にいるのかどうか分からない場合はGPSを使って確認しましょう。
このような要注意ポイントには大抵の場合、目印が付けられています。
しかしヤマレコマップの「みんなの足跡」を見ると、��のコブから北東へ派生する尾根に入り込んでしまった足跡が見られます。
これは恐らく目印を見落として尾根を直進してしまい、途中でルートミスに気が付き、引き返したのだと思われます。
さて、ここで正しいルートに乗れたかどうか、等高線で確かめる方法がひとつあります。
右の画像をご覧下さい。これは松岩ノ頭付近を拡大した地形図です。
よく見ると松岩ノ頭の東側に、南西から北東に延びる沢状（窪のようにも見えます）の地形が確認出来ますよね。赤丸で表示してある部分です。
正しいルートに乗っていれば松岩ノ頭に着いた時、右下にこの沢状の地形が確認出来る筈です。
もし松岩ノ頭と思われる地点に着いても右下にこの特徴のある地形が見当たらず、遥か下まで急斜面が続いているようであったとしたら。
それはルートミスして��のコブから北東へ派生する尾根に入り込み、黄色の印が付いたコブに出てしまった可能性が高いと考えられます。
さて、中央の画像に戻りましょう。
松岩ノ頭から少し下ると��の鞍部に出ます。
ここから緩やかな上下を繰り返しながら少しずつ高度を上げていくと��の1339�鍛賄世肪紊�ます。
ここからわずかに下り、蕎麦粒山への最後の登りにかかります。
そして尾根の体をなさない山腹の斜面を登っていくと��で蕎麦粒山頂上から南へ派生する尾根に 出ます。
もう頂上は目前です。
お疲れ様でした！
という具合に、等高線は実に多くの情報を登山者に提供してくれます。
この情報を上手く使えるかどうかで、登山の楽しさや安全性も大きく変わって来ます。
それはバリルートに限らず、一般コースでも同じです。
今回は尾根上のルートでしたが、次回の「等高線で遊ぼう」の第２回目は、山腹の道の現在地を求めてみます。
