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まず左の画像をご覧下さい。
奥多摩の三条の湯からサオラ峠へ至る道です。
この道は一般コースなので読図の必要はないのですが、現在地を特定する練習をしてみましょう。
地形図の破線の位置と実際の道は一致しているので、練習するにはいいコースだと思います。
このコースには現在地を特定出来る箇所が数多くあります。
それは「道が沢を渡る所」そして「道が尾根を横断する所」です。
三条の湯を出発するとまず�，梁瑤鯏呂蠅泙后�
水量の多い沢なので、沢を見落とす事はまずないと思います。
この沢に出たらコンパスで沢の向きを測ります。
上流の場合は針は北西を、下流の場合は南東を指すと思います。
地形図と合っていれば間違いなく�，涼賄世任后�
��〜�い梁瑤鯏呂覯媾蠅眛瑛佑砲靴童什瀉呂鯑団蟒侏茲泙后�
そして道が尾根を横断する所ですが、これも同じ方法で現在地を特定出来ます。
�△離�ンバ沢を渡った先で道は�イ糧�根を横断します。
これもコンパスで尾根の向きを測り、地形図と合っていれば間違いなく�イ涼賄世任后�
道は尾根を横断すると東から南へと方向を変えるのが地形図から読み取れます。
もしも尾根の幅が広かったり不明瞭な尾根で、尾根を横断したのかどうか分からない場合、その方法で尾根を横断したか否かを判断出来ます。
��〜��の尾根を横断する地点も同様の方法で現在地を特定出来ます。
ところでこの手法の問題点ですが。
例えば三条の湯を出発後に地形図をまったく見ずに歩き続け、１時間か２時間経過後に沢か尾根が現れたとします。
その時になってから初めて地形図を見ても、その沢や尾根がどれなのか特定するのは少々困難になります。
なのでこの手法を使う場合は、三条の湯を出発直後からこまめに現在地を確認しながら進む必要があります。
次は中央の画像をご覧下さい。
奥多摩・石尾根の千本ツツジ〜赤谷山の尾根です。
2020年の冬に千本ツツジから下り、赤谷山の手前から峰谷へと下山しました。
この時はGPSを持参していましたが、敢えてGPSは使わずに歩きました。
結果、�，涼賄世寮茲呂匹海鯤發い討い襪里�分かりませんでした。
左の画像のような現在地が特定可能な明瞭な尾根や沢が全然ないのです。
かろうじて「今はここかな？」と思えたのは�△涼賄世任靴拭�
地形図をよく見ると、道の右側（南西側斜面）は等高線の間隔が狭く、道の左側（北東側斜面）は等高線の間隔が広い。
つまり道の右側は急斜面、左側は緩斜面であり、実際にそのような地形が現れたので何とか現在地が分かりました。
そして緩やかな下りの道を進むと��の沢状の窪が現れ、ここでやっと現在地が特定出来ました。
このように山腹の道は途中に明瞭な尾根や沢があれば現在地が特定可能ですが、それらがない場合は難しくなります。
その極めつけは右の画像です。
富士山の南西側斜面の富士宮口６合目〜大沢崩れのお中道です。
�，梁臑�崩れ、そしてその手前の�△梁瑤鮟�き、どこを歩いているのか、私の読図力ではさっぱり分かりませんでした。
頭上に見える剣ヶ峰の角度を測り現在地を特定する手法もあるのですが、山の中でそんな面倒くさい事なんかやってられません。
お中道は大沢の渡り場を除き全区間歩きましたが、富士山は標高も日本一、そしてお中道の現在地の分かりにくさも日本一です。
このような場所は文明の利器であるGPSを使うのが一番です。
次回の「等高線で遊ぼう！」３回目は紙地図を使って低山のバリルートの尾根を下ります。
