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昨日の山行でも手持ちのもので両足を攣った方のプチレスキューをしまして、今回は山小屋まで歩けたようで見送り下山しました。自宅に帰り、改めて山岳会で習ったレスキュー方法を見直ししました。
❶自力で下山出来ない場合は背負う、肩をかすなど
これは山岳警察の救助でも同じですが、自力で下山が出来ない場合は安全な場所まで負傷者を運ぶことになります。
私の場合、1人で成人男性を担ぐのは厳しくなるため、もしやる場合は何人かお手伝いになります。
※画像は山岳会の講習で使ったものですが、現実として手持ち道具で出来ないものもあるね、、という意見も。。
❷安全な場所までの移動
昨日は山小屋までの距離が少なくて良かったですが、避難場所がない場合は山崩れや増水、風が抜ける場所を避けて負傷者を移動させます。
負傷者をヘリ搬送の場合もある程度開けた場所などを選ばねばのため、こちらも体力が必要です。
❸警察への連絡は本人から、もしくは本人と一緒の人からする
ヘリ搬送の場合でも、搬送時の具体的なイメージが必要で、性別、体重、年齢、持病の有無などの情報が必要とのことです。そのため、よく負傷者から離れて助けを呼びに行くシーンがありますが、そうすると初動までに時間がかかる場合があるそうです。このあたりの判断も難しいところですね。山小屋に助けを求める場合も、上記情報を持ってレスキュー依頼になります。
▪️プチレスキューで使うもの
私が手持ちの道具だけで対応する場合に持ち歩いているものです。
・筋肉疲労などの痛み止め塗り薬(ジグペタス)
・湿布類
・白湯、水(冬季は身体を冷やさないように湯は持ち歩きます)
・手拭い
・スリング+クライミングで使うカラビナ(搬送用、滑落時の対策)
・携帯バッテリー
・ヘッドライト+予備電池
・ツェルト(低体温などの予防)
・トレッキングポール(固定用)
・エネルギー源になる補助食品
お互いに来年も安全に楽しい山行を😃
何かのご参考になれば幸いです。
※写真は山岳会で使った講習の資料の一部です。レスキューのイメージ参考まで。