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9日に札幌から日本海沿いに北へ約230kmの羽幌で、ホテルマイカー・ステップワゴン車中泊。
翌朝、フエリーで1時間の焼尻島に渡り、その翌朝またフエリーで30分の天売島に渡ったが、両日とも好天、シーズン前で観光客が少なく、島まるごと観光貸し切りと言って良いほど、のんびり静かな初訪問の島探訪を楽しめた。
両島とも貸し自転車で島内を探訪して回ったが、どちらの島も周囲10km程度で、のんびり一周しても3時間ほど。
とは言っても、道は結構アップダウンがあるので、自転車を押して坂を登ることも多く、それにフットパスや林間散策路などを歩いたので、自動車旅行にありがちな運動不足と、名物などのつい食べ過ぎ・体重増加とは、今回は無縁だった。
両島とも車がほとんど走っておらず、道路は自転車専用道状態で、気兼ねなくのんびり走れたが、天売島の一部では車に轢かれたマムシの死骸を5匹も見かけ、生息の多さを感じた。
快晴のもと、島の草木の緑と、海の蒼と空の青のコントラストが素晴らしく綺麗な景色で、海上遠くには利尻富士の秀麗な姿が蜃気楼のように浮かび、羊がのんびり草を食む牧場脇の路傍にはさりげなく黒百合が咲き、聞こえるのは鳥の声だけ、遊覧船からは岩礁の上で日向ぼっこするゼニガタアザラシや多くの種類の海鳥などを見物。
新鮮な空気とともに、民宿や旅館で出された目の前の海で獲れた魚やウニ、ホタテなどの海の幸満載の食事もほんとうに美味く、食が進んだ。
ちょうど今はウトウやウミネコなど海鳥の繁殖期で、特に天売島では60万羽以上といわれるウトウの大群が、海で獲った餌を子に与えるために日没後に一斉に戻ってくるが、その餌を横取りしようと待ち構えているウミネコなどとの争奪戦がごく間近で見られる。
繁殖期以外は生涯を海上で過ごすウトウは、道路のすぐ傍の地面にその数30万個ともいわれる巣穴を掘り、しかも人間を恐れないので、すぐ目の前でその姿を見たり写真を撮ったり出来る。
ガイドの話では、こんな場所は世界でここだけとのことで、まさに驚くべき貴重で珍しい島だ。
一方でウミガラス(オロロン鳥)は、かつてはこの島に4万羽ほどもいたそうだが、最近の確認ではわずか19羽に激減、最も絶滅危惧度が高い1A類で、漁業もその一因になったとのこと。
島からの帰路立ち寄った道央の滝川市郊外に広がる、広大な「菜の花畑」の見事さにも感動、満ち足りた気持ちで3泊4日の旅を終えた。
umetomosanさんの日記を読むまで、天売島も焼尻島もどこに有るのか知りませんでした
マップで探して、利尻の南側とやっと判りました
プータローを謳歌していますね。天気が良く最高でしたね
大阪は今日から梅雨に入りましたが、そちらは梅雨も無く、これから一番良い季節ですね。
うらやましい
プータローの良いところは、朝が時間に追われないでのんびりできるところですね。こんな事にはすぐに慣れそうです。
利尻・礼文島に比べて、天売焼尻は顕著な山やレブンアツモリソウなどの珍しい花も少なく、島の姿もやや平坦で目立たないので、知名度は低いのかも知れません。
小生自身、利尻には山登りでかなり以前に行ったことがありますが、北海道に60年以上住んでいて今回が初めての旅でした。
それでもやっぱり、山同様、行ってみるとそこなりの素晴らしさを発見できて、大変素晴らしいところでした。
各地の梅雨入り情報が入ってきていますが、札幌は今日も快晴です。
ただし天気が良くても、プータローなりに下界の野暮用が結構色々あって、完全自由とはなかなかならないものですね。
コメントありがとうございました。
umetomosanさん、こんばんは。 ご夫婦でいい旅をされたようですね。
昔(40年くらい前)、「オロロンの島」というドキュメンタリー番組で天売島の夥しい数のオロロン鳥を見たことがありましたが、
今は絶滅危惧種とは驚きです。それに、結構マムシもいるようで、これまた驚きです。
自転車を利用されたのでお腹も空き、新鮮な海の幸がさぞかし美味しかったことでしょうね。卓上の黒ラベルに親近感を覚えます。
「天売・焼尻」、私も一度は訪ねたいと思っています。 では、又。
絶景を眺めながら自転車と徒歩で十分体を動かして、これでsilverstarさんのようにお酒に強ければ海の幸の美味さがなお一層引き立って、旅の楽しさがさらに膨らんだと思います。
それでも夫婦で1本しか飲めなかったビールでも十分美味くて、満足しました。
年金生活者向きの安上がり体質かもしれませんね。
道内の主な島では、まだ行っていない奥尻島が次の目標ですが、壱岐対馬など、道外の島にも興味があって、いつか行きたいと思っていますが、まずは百名山などの山を先に片付けてからになりそうです。
また、山に行くついでに行くという方法もありますから、まだまだ楽しみがたくさんあって、そのためにも体力づくりに励もうと思っています。
今回の旅でも、大分から車中泊を重ねて4か月という人や、外国に退職後の仕事に生かすための語学研修に行くという人と知り合いましたが、皆さん、それぞれ元気にやっていますね。
こちらも意欲と元気を貰いました。
コメントありがとうございました。
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