9月25日、2013年から3年間住んでいた山形市にある山形グランドホテルを朝6:30に出発して、月山リフトの駐車場にちょうど8時前に着いた。車の中でコンビニのおにぎりを食べた後、リフト乗り場までしばらく歩き、ビルの階段を登るとリフト券を買う人たちの行列が、フロアの食堂の奥を回って伸びていた。古いペアリフトに結構しばらくの間乗って降りると、目の前にある姥ヶ岳の頂上付近は、ガスに覆われていた。リフト降り場からしばらく上り、分岐を月山の方向に進むと、右側の谷が現れ、その山肌の黄緑色を中心とした美しい色合いに「これすごい。やべー。まじか!」とつぶやいて、カメラをポケットから取り出した。谷のガスが完全に晴れることが無かったのは残念だったが、十分すぎる美しさと穏やかさに、心が洗われた。
月リフトから山の広い頂上(月山神社)に1時間10分かかり、頂上からは鳥海山が北の方に見えた。弥陀ケ原を目指して北に下るとこちらの斜面でも山肌の紅葉を楽しむことが出来た。弥陀ケ原の途中で12時になり、景色も大きく変わらないと思ったので、引き返すことにした。戻りは、月山から姥ヶ岳経由のルートをガスが空けるのを待ちながらゆっくり通ったが、月山と姥ヶ岳を結ぶ稜線の北側の斜面の緑と赤の色彩も南側の谷とは異なった趣で美しかった。リフトに乗って下の駅の食堂でアイスクリームとホットコーヒーで一息つくつもりだったが、アイスクリームが無かったので、缶のホットココアで今回の山行を締めくくった。
山形に住んでいた3年間は、日常業務が多すぎて土日無く仕事をしていて、こんなに近くに手軽に行ける美しい山があることに気が付いていなかった。今思い出すと、仕事の同僚は、「月山に登った。良いですよ!」と言っていたような気がするが、そのような言葉を受けとる余裕は全くなかった。
月山からの帰りは、仙台に向かったが、立ち寄るところがあったので、東根から国道48号線で向かった、途中蕎麦を食べようと思って、知っている店を覗いたが、売り切れで閉まっていた。代わりに国道沿いの空いている蕎麦屋に入ると冷たい肉蕎麦が押しの店だった。昔、山形市のラーメン屋で食べて、「その後いっさい食べなかった肉蕎麦かー」と注文に迷ったが、お腹が空いていたので大盛りを頼んだ。おいしかった。これも昔同僚が言っていた「肉蕎麦美味しいですよ!」の言葉を受け取る余裕が無く、2杯目を食べなかったためだろう。
20分程度リフト券売場で順番待ち。
リフト上駅 8:50発
月山頂上 10時着
湿地の真ん中で引き返す 11:50
再び月山頂上 13:30着
リフト下駅 15:15着
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