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一歩一歩、自分のペースで歩きます。とにかく足が遅いので、休憩は水分補給程度にとどめ、目標の4時間をきり、3時間40分で山頂に到着できました。
山頂は暑く、日陰を探して尊仏山荘の脇の木陰でお昼タイム。ちょっと坂ですがやむを得ません。すると、ちょっとご高齢のご夫婦がやってきて、「お隣り、いいですか?」「どうぞ、どうぞ。でも、滑りますよ。」「あら、ほんと。まあ、仕方ないわね。」お二人はがさごそとお昼の支度。
すぐお隣りですので、聞こうと思わなくても会話が聞こえてしまいます。
「お父さん、おにぎり?パンにする。」「うん、」「野菜は?ドレッシングもあるはずなんだけど。」ガサゴソ…「あら、滑るわね…」「紅茶は?」「うん。」「美味しいね〜この、紅茶。」「お腹空かないね。食べながらきたもんね。」「うん」
そのうち、「あれが丹沢山?」「そうだよ。」「よーく行ったよねー。もう、無理かなぁ」次々と山行の話が出ます。話は終始奥様のペース。合間にときどき「滑るわね…」
つい、顔を見合わせて笑ってしまい、私も奥様とお喋りをさせていただくことに。ご主人は「花の写真をとりに行ってくるね。」と階段を下って行きました。
ご主人は78才、奥様は73才とのこと。あちこち身体を痛めても、山があるからがんばって治療されているとか。楽しい時間ですが、そろそろ下山予定…荷物をまとめていると、
帰ってきたご主人が、「シロヤシオが綺麗だからリュック置いて見ておいで。」私はご好意に甘え、お母さんに荷物を預けた子供のように、安心してトントン階段を下りて行きました。少し下ると、山のパーティー会場のような景色が広がっています。
「うわぁ!みごと!」思わず声をあげていました。」
ご夫婦にお逢いしなければ、この景色を目にすることもなかったでしょう。
名残惜しかったのですが、「また、とこかで会いましょう!!」とハイタッチをして、幸せをかみしめながら、大倉の階段を下りるべく、山頂に別けれを告げました。
登山口ちかくで、ひげを蓄えた男性がカンテラを持って登ってきます。道を譲っていただき、「楽しかった?」と笑顔で声をかけて下さいます。「はい!」
丹沢一家の皆さま、素敵なおもてなし、ありがとうございました!
こんばんは。はじめまして。
大倉の、空まで続いているような階段と言うと花立山荘の手前の所でしょうか?
違ったら申し訳ないですが
丹沢一家、素敵な人達と、素敵な一時を過ごせたみたいで、読んでいてホンワカさせて頂きました。
山行記録はないんですね
ぜひ山行記録で残して頂きたいお話だな〜、と思いました^^
masa25さんこんにちは!
はじめまして!
はい、その階段です(^.^)
もう山頂!!と思いきや…
氷の旗が「おいで、おいで」
と笑っているように見えました。
きついけど
元気と自信を貰える階段です!!
山行記録(^_^;)
つけられる日はいつのことか…
コメントありがとうございます。
masa25さんも丹沢一家のお一人♪
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