ワンタッチで固定に切り替え可能なメカニズムが気に入っていたが、2014年に修理部品の供給が終了していて修理不可能というショップの回答だった。(リジッドフォークへの改造キットも供給終了)
分解図を探したりYOUTUBEで下調べをしてからカニ目レンチを使って蓋をとり中を見たが、破損(?)した部品を取り出すのは難しそうなのでスペーサーを噛ませてリジッドフォークに改造することにした。
水道用の塩化ビニール継手(TS継手寸法表参照)を少し加工すれば使えそうだと思い、径違いソケット呼び20-16を2個用意した。(単価=78円 実際には他の部品も使ってみたが・・・)
TS継手の両端を切り捨てて(呼び20mm側を35mm、呼び16mm側は14mm)全長22mmとし、さらにシャフトをかわすために幅12mmの割りを入れて水平断面がC字型の部品が完成する。
下側に呼び16mm側が来るように横から入れて下に落とす、フォークを下げて(フレームを持ち上げ)、同じ向きで残りのスペーサーを取り付ける。固定は特に行わない。
蓋を締めようとしたが上手くいかないというトラブルがあった。原因は内部のスライドベアリング(超小型のソロバン)の枠と塩化ビニールのスペーサーの角が当たるためだった。上下で外径が異なる部品を使えば苦労しなかった。
材料費と工具(カニ目レンチ)で¥1,000程。
これで今シーズンもキャンデールでサイクリングが楽しめそうだ。
左:ステムの上についているダイアルを右に回すとリジッドフォークに変身。立ち漕ぎの時に使っていた。
中:蓋を取った状態。スライドベアリングの一部が見えている。ネジ山がカジリ易いので、組み立て時は潤滑油を塗布した。
右:試行錯誤途中のスペーサー。このあと長さを切り詰めた。
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