「これならできる獣害対策」を読んだ

井上雅央著　農文協刊　
南アルプスのお花畑や霧が峰高原のニッコウキスゲが食い荒らされたりして、獣害は農業だけでなく登山者にも身近な問題になっています。

農作物が被害を受けた＝農作物で餌付をしている、冬でも枯れないタイプの牧草の種を道路の法面に吹き付ける工法によってエサが豊富になり冬を越せる個体数がいっきょに増えた、というような内容でした。

狩猟経験者の視点で書かれた本もありますが、本書に比べてしまうと役に立たないだろうと思います。

労力に比べて効果の上がらない対策で落胆されている地域の人に読んでほしいと思いました。