4日連続日帰りというスタイル

ここ２年、お盆は家族を捨てて自由に動ける状況になった（＝文句言われなくなった＝おれが見捨てられてる、が正しいかも ）ため、単独で「日帰り×４」という酔狂なまねをしております。

山で泊まることはしないで下山してしまい、次の登山口駐車場へ移動し、 の中でよく眠り（←ここ大事）、早立ちする。これを４日間繰り返すというものです。

2013年　霧ヶ峰散策→乗鞍岳→大雪渓 白馬三山 鑓温泉→蓼科山
2014年　八方尾根 唐松岳→蓮華温泉 白馬岳→柏原新道 鹿島槍→尾白川渓谷 日向山

今年などは１つの山脈を毎日登っては下り、登っては下りを繰り返す馬鹿みたいなことをしてますが、自分の性には合っており、割合充実してて気に入っております。

なお、これは単独行でのマイ・スタイルということでありまして、友人と一緒に行く場合は小屋泊もテン泊も特にこだわりなくしております。

では、なぜ日帰りなのか？ あらためて振り返り、理由を整理してみました。

・自分は生活能力がないため独りではテン泊ができません。

・独りでの小屋泊では退屈過ぎます。
　（運良く友達が出来るとそうでもないですけどね）

・自分はUL派であり、重たいザックを担ぐスタイルには興味を感じてません。
　日帰りであれば、着替えも寝具も身の回り品もいりません。
　雨具（上着のみ）、行動食、水だけでいいので20Lザックです。
　ザックを肩に食い込ませながら１回下山するよりも、空になったザックで
　ランを混ぜて３回下山するほうが楽しいと思うタイプです。小屋でヒマを
　持て余す時間より下山で体を動かしている時間のほうが好きです。

・下界の温泉郷で毎晩ゆったり疲れを取れます。（ここで時間調整です）

・下界では食べる物に不自由しません。（Ａコープ万歳！）

・愛車は完全個室でよく寝れます。
　板で寝床をフラットにしているので車中泊ですが寝苦しさナッシング。
　標高も1000ｍ位なので高山病から解放された上に涼しくヒンヤリ。

・金がかかりません。

デメリットはといえば、夕焼けと朝焼けが見られないこと。
これは確かに痛いです。

また装備が舐めているので、万一トラブルで行動不能に陥った際は
ビバークできず凍死する危険があります。これはトレランナーが高山を行く場合、
引受けざるをえないリスクなのかなと。
（自分はトレランナーを名乗るのもおこがましい“もどき”ですが… ）

「ピストンでつまらなくないの？」よく聞かれますが、全然。
メジャーなお山がピストンくらいでつまらなく感じるわけがありません

というわけでこの山行スタイル、来年のお盆も続行予定です

　

コメント

ゲスト

RE: 4日連続日帰りというスタイル
hasytterさんこんばんは。
ある意味とても共感できますし興味深いです。
よくよく考えてみるとヨーロッパアルプスの高い山を登る場合は案外とこのパターンですね。
逆に言えばヨーロッパアルプスの登山に近い山は日本だと富士山だと思ったりします。
日本は幸いにして長期間縦走できる山脈がありますが、そういうスタイルはヨーロッパだとハイキングですね。そういう縦走ができる日本の山は確かにいい山だと思いますが、こういう連続日帰りピストンというのも悪くないと思いますね。

kaikairei

RE: 4日連続日帰りというスタイル
hasytterさん、はじめまして
4日連続日帰りですか 　　僕も日帰りが多く前日は車中泊で過ごす事が多いのですが、4日連続日帰りという事はやった事も無いですし、（二日まで）考えた事も有りません
しかし、時間が許すのであれば本当に行きたい山ばかりを巡る事が出来る計画を立てる事が出来そうです
朝日＞僕は深夜に出発して朝日が昇る時間には森林限界を超える計画を立てるようにしています
四日連続で違う山で朝日なんて素敵ですね
ピストン＞ピストンにはピストンの美学が有るという事を知ってもらいたいですね

tamezou5049

RE: 4日連続日帰りというスタイル
hasytterさん、はじめまして。私は連休がなかなか取れなくて、日帰り登山がほとんどです。北アルプスに行くのも遠いので、最近では深夜に登り、稜線付近で朝日を拝み、2座ほど回ってくるスタイルが主流になりつつあります。来月に連休が取れるので、天候次第では針ノ木岳を1日で周回し、翌日は餓鬼岳と唐沢岳というプランを検討中です。

hasytter

コメントありがとうございます
コメントありがとうございます。
山によく登っておられるお三人に支持いただきまして光栄です。

ミューレンさん、こんにちは
ヨーロッパアルプス、テレビでしか見たいことないですが、たしかに１つの山が大きすぎて縦走って見かけないですね。日本の縦走はヨーロッパでのハイキングですか。なるほど。日本のような営業小屋って向こうにあるのでしょうかね。

kaikaireiさん、はじめまして
僕も深夜に発つのはたまにやります。１日が長く取れるので、ほとんどのコースを歩けますもんね。
夜行ピストンの醍醐味を味わえるのは、車を持ってて、長く歩ける足を持っている人の特権だと思います。楽しみましょうね。

tamezou5049さん、はじめまして
誰もができるかといえば、そうではないですが、僕も体力がある人はそういうスタイルが一番いいと思っています。山を楽しむスタイルは人それぞれですが、夜行日帰りは気ままにおいしいところを味わえますよね。
針ノ木岳は自分も種池山荘から眺めて、次は行ってみたいと思いました。