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そんな事を考えながら片道3時間の千数百メートルのヤマを登る。
わくわくしながら登る事、2時間で採れそうな場所に着いた。
しかし、多くの登山者が登るこの山は、ナメコの争奪戦だった。
木々を見渡すが、極粒なサイズの【ナメコ】しか生えていない。
『これじゃ、スーパーのナメコより小さいじゃん。』
な、ボヤキを呟きながら、周りを周到に探すが
残念ながら見掛ない。
所々には【ツキヨタケ】とよく似た形状の、キノコがいくつかある。
結構肉厚だ。
ツキヨタケはもちろん毒キノコ。食べたら病院行きだ。
捜すのは【ムキタケ】
このキノコは昨年から食べている。結構うまい。
しかし念の為。確実に安全確認のために一個一個割って確かめる。
黒いシミは、、、無い。形状などから【ムキタケ】と判断。
【ナメコ】は相変わらず、何処にもない。
ちょっと離れた場所に進む。
自分の背より高いヤブをかいくぐって、奥へ進む。
時々、木々が目に刺さりそうになる。
『おっ!』 目ぼしい木を見つけた。
探すと・・・・黄金色のキノコ【ナメコ】だ。
思わず声が出た。『あった!!』
感動も一入だ。
夢中に収穫する。
ここは、かなりの山奥。また斜面。怪我したら元もこうもない。
もっと周りを見ておきたいが、焦ってはいけない。
取り過ぎも良くない。
そろそろ戻ろう。 と歩き始めた頃に
左斜面方面から、大きな物音が_。
『ガサ、ガサ、ガサっーーーーザーーーーー』!
この音の主は、近づいているのか?_いや、遠ざかっている?。
_?___間違いなく血の気が引いた。_熊か??カモシカか?
真偽を確かめることなど、当然出来るわけ無く、登山道へ走る!
藪に足を取られながら、ようやく登山道へ出た。
『さて、どうるするか?』
あと1時間の山頂に向かうか?_無難に下山するか?
数十秒間考えたが、山頂目指すことにしました。
(気温5度以下、小雨の中の激寒にも関わらず)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、下山後に、全てのキノコを、新聞紙の上に広げる。
一つ一つ、丁寧に石づきを切り、キノコ種類を確認した。
そして、木くずや、泥を流水で綺麗にして、下ごしらえは終わった。
結構な量が採れたので
ジップロックに小分けして、冷凍しておきました。
これで当面は、【ナメコ汁】が食べれそうです。
また、ムキタケは皮剥いて食べるので、【剥き茸】と言うそうですね。
バター炒めしたら、速攻で食卓から胃袋へ消えました。
ナメコもツルツル&ヌルヌルで、豆腐と一緒に赤だしの味噌汁に。
あつあつで、キノコの味もとても良く美味しい。
今度は色々な種類を混ぜて、ウドン・キノコ汁にしようかな。
ようやく初冬の、山の恵みを頂きました。
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