天候の急変と気づき

私は、ダイエット目的のためアップルウォッチを着けて登山をしています。登山でどれくらい歩いたか？どれくらいカロリーを消費したか？などを把握するためです。昨日、いつものように登山をしましたが、山の天候を思い知らされました。いくつかの気づき、感じたことがあるので日記にしてみようと思います。
あくまで初心者も同然の私の個人的な感想と気づきですのでご理解いただけますよう。

　山行計画は、８時間で日没ちょい手前くらいに下山予定、天候も風が強いですが青空が見え隠れして、前日にも似たような天候だったので問題はないかなと考えて登山に至りました。後に反省していますが、登山開始時刻が遅いのは不安の要素になっていたと思う。
　バックパックの中身は、ピッケル、水、ゴーグル、サングラス、バラクラバ、ラジオ、携帯バッテリー、コンパス、ライター、ロープ、ジェットボイル、カップ麺、ファーストエイドキット一式、シェラカップ、テムレス替え、ナイロン袋、携行食(SOY JOY、カヌレ、飴 )、マルチツール、カウンターアソールト、ハードシェル、キャップ、ネックゲイター、カイロ
　昨日に引き続き、スノーシュー、ストックで移動を選択しました。これも後に反省していますが、アイゼンを車に置いていったことを後悔しています。前日の登山、当日の雪のコンディションからスノーシューで充分だろうと見積もりしました。また荷物を軽くしようとして、不測の事態を想定した着替え、非常食、保温のためのミディアムシェルなどは下ろしました。ピッケルはパックパックに装着していたのでそのまま。このピッケルが心強かった。
　登山開始から、仙人岱ヒュッテ→小岳→高田大岳と高田大岳を登っている最中に天候の急変。ストック、スノーシューでしたので標高が高くなるにつれスノーシューが強風にあおられて足がもってかれる感じ、身体を山に着けて低い姿勢をとりながら風と雪をしのぎながら、いろいろなことを考えました。その時間は、アップルウォッチの範囲５に表示記録された３分47秒間だったのではないかと思ってます。
「３分47秒間」に考えたこと。
山頂まであとわずか、しかし降りようか？　登ってしまったほうが斜面ではないので安全？　滑落したらどうしよう？　アイゼン、ピッケルなら今の状況でも大丈夫だったな。天候はこれから悪くなるだけ。日没までに今きた道を戻れるのか？　ふもとまで降りて、仙人岱ヒュッテまで行こう。しかし、小岳を越えなければならない、標高が高くなるとまた同じ、下に向かいながら南西方向から仙人岱ヒュッテまで行こうか？　いや、小岳には戻らず、谷地温泉に向かいとりあえず低い位置に下山する？　どちらも無理だったらどこかで天候が落ち着くの待つか？　けど、非常食やら何やら車だわ。　連れは、すでに山頂踏みにいって見えない。山頂でまさか風に飛ばされてたりしてないよな？
ヤバイ。といろいろなことを考えました。この３分47秒間以上あったのかもしれません。
また、アップルウォッチの範囲４オレンジは、天候の変化、暴風、急な雪、ホワイトアウトなどで心拍数が上がっていたのかもしれません。ふりかえると準備していないことが不安要素に繋がり、最悪の状況を考えたり、気持ちも弱気になったのは事実です。
　山の天候の急変は想定外でした。位置によって強風、暴風、雪、ホワイトアウト、雨など。あんなにも激変するのかと天気の驚異を感じました。
　無事に下山できたのは、ピッケルを持っていたこと、急な降雪、ホワイトアウトでも雪が解けて一部の障害物が露出して距離が把握できたこと、来た道のトレースが視認できたからです。
　計画、準備、判断、決心。私はまだ登山歴も無く楽しくて今を過ごしていますが、いろいろな条件が重なってしまうと事故になるなって思いました。
この感じたことをまた、感じないような登山をしたいと思いました。
私と同じくらいの登山はじめました！くらいの方々に何か伝われば幸いです。

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