カッパに続いてシューズを考えてみました。
カッパの場合は、雨の中 防水性が基本だがそれでは体側が汗などで蒸れるので透湿性を付与するためにゴアを採用している。逆にシューズはどんな環境下でも使うのでスニーカーなど多くの靴が防水性がないのを、ゴアでその通気性を失わないように防水性を付与していることと考えた。
雨天時はゴム長との比較だとカッパと同じ考えになるが。
ゴアと同じような機能を持つ素材として皮革が古くから用いられています。防水性がやや劣るので、ワックスを塗ったり、防水加工されたものが使われています。問題は重さと初期の投資が大きいことといわれています。そういった意味ではカッパと違いゴアのシューズは手軽かつ安価に防水性を実現したものといえます。晴れた日にしか登らなくても、急に雨が降ったり渡渉したり水が溜まっていたりして、靴が濡れることがあるので現時点でゴアを使用したシューズがよい選択だと思います。
もちろんシューズには登山の種類によっていろいろな他の機能が必要でそれを基準に選択することが大切です。ゴアなどの防水性のある透湿素材はベース機能として必須と考えればいいと思います。
いずれのシューズでも使用するにつれて、汚れたり傷ついたりして機能はどんどん低下します。防水性でいえば、低下させるのは靴底とアッパー部分をつないでいる部分のゴムが貼られているところです。私の場合はよくここがはがれたり傷ついて水がしみてきます。
使うシューズの状態を登山前に知ることが大事で、また透湿性を大幅に低下させないためにも、登山後に毎回土を落としたり洗ったり、きちんとメンテナンスをすることがとても重要ですね。また年間100回とかたくさん歩かれる方は複数所有されるのも大事ですね。
現在履いているシューズ(2年強で250回くらいの山行に使用)の改善のため、代理店に防水性の低下について相談したところ、ゴアについて以下の意見がありました。
ゴアの部分が擦れや折れ曲がり(きっとつま先部分かと)により損傷すると大幅な防水性の低下になるそうです。
シューズの防水性の低下は縫製の切れや靴底との間をカバーしているゴム部分の損傷を想定していましたが、ゴアの損傷もあるそうです。
外見上わかりにくいので使用時に気づくことが大事ですね。
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