毎月1つ書くといいながらそれっきりに、、、
昔の本を読むとはまってしまって
いいわけはここまでにして
まずは甘利山、その王道コースとその派生のコースを考えてみます。
昭和4年発行「日本南アルプス」@平賀文男さん によれば甘利山は当時1300m以上はほとんど君影草(すずらん)で覆われ、いたるところにレンゲツツジで飾られた山だったそうです。
里からのルートは
韮崎駅〜船山橋〜山口 ここまで1時間
〜栗平 2時間
〜蕨平 1時間
〜山頂 1時間 合計 登り5時間
の工程と書かれています。今年百周年をむかえた地元登山会の白鳳会の発足の当初甘利山への登山を積極的にPRしたことにより当時日曜日に数千人が登りにきたとの記録も残っています。途中にお茶屋さんもあったそうです。
今は県道が上まで走っていて当時の面影があるところは少ないです。一部栗平から上でみんなの足跡をみると県道をショートカットするような道があるようです。
派生ルートとしては、
◯栗平までのルート
苗敷山や旭山を経由して行くルート(いまでも登れます)
塩沢(今ゲートのあるあたり)から登ってくるルート
(昔の登山パンフレットにありました。みんなの足跡あり。)
◯塩沢沿いに椹池まで登るルート(ヤマレコに記録あり)
◯椹池から上は
甘利神社から広河原に抜け山頂に登るルート
南甘利山手前から山頂に直接登るルート
がありました。
特殊なものとして白鳳会の会報に甘利沢を源流までつめて登ったという記録がありました。またこの甘利沢関連で行けばヤマレコマップの甘利山鉢巻道路の横にある1139mのピークあたりに以前歩いた際に祠があり新しいお酒が備えてあるのを見ました。この尾根も登りに使われていたのかもしれません。
それ以外では「甘利山」@山寺仁太郎に書かれている御勅使川の大嵐地区から椹池にいたるルートはよくわかりませんでした。また御庵沢から清良平や大笹池まで登ってくるのが可能かどうかもよくわかりませんでした。ご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えてください。
今はたぶんヒルがいるところが多いのでどこも秋冬に登るのがいいと思います。
残りのルートは北東の神山町からあるいは祖母石からがあります。甘利沢から北の尾根にあがるルートもこちらに含めます。
次回はわかりやすいようにがんばって手書きのルート図を載せようと思います。
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