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ふと考えた、同じ靴を二つ所有して交互に履くのは、長寿命化させて良いのだが、靴も進化している。今年2月に雲竜渓谷でkazumさんが履いていたLA SPORTIVA AEQUILIBRIUM。軽量で足運びも良さそうに見えた。
これを購入して、二代目TRANGO TOWER GTXのソールを軽めの物にし、低中山用として用いる。低山用のTXS GTXはトレランのソールに張り替え里山歩き用にする。ドミノ移植のように用途を変える。
そうと決断すれば、いつも利用している海外サイトtrekkinで発注。靴のサイズ441/2とフィット感は分かっているので、試し履きしなくても問題ない。https://www.sportivajapan.com/product-mountain/aequilibriumstgtx/
発注したのが2月28日。当時で37951円、送料2710円だった。ゴールデンウイークの北アルプスのテント泊には余裕で間に合うと思っていた。そこで予想外の出来事が勃発。ロシアのウクライナ進攻。
戦争が始まった直後だったので、なかなか荷物が移動しない。trekkinはスペインに本社があり、オランダから空輸されるからだ。制空権がいろいろとあるのだろう。気長に待つことにした。
ゴールデンウイークには間に合わないと忘れかけていた5月6日。ポストに不在者通知票が投函されていた。早速出向き受取る。関税と消費税が3500円。靴本体と送料と合わせると44161円。国内で購入すると47300円。ただし国内モデルにはハーフサイズ、1/2刻みが無い。
円安の影響で上がっていた値段38842円が、今日は下がっており37607円になっていた。為替で日々変動するのだろう。
https://www.tradeinn.com/trekkinn/ja/la-sportiva-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%84-aequilibrium-st-goretex/138018818/p
男体山で履いたインプレッション。まずは思ったより履きにくい。足を入れる所が大きく開かず、ホールド感を高めるため素材が滑りにくい。当然インソールはペナペナで使い物にならいので、私の足裏に合うsidas アウトドア3D V2を入れる。
シューレースは二代目のを移植。「靴ひも工房」のパラコード。ヤマノモリのプレート御守も移植。私の拘りDNAが引き継がれる。
https://item.rakuten.co.jp/kutsuhimo/c/0000000919/
https://yamanomori.stores.jp/items/56241b9b2b3492c38f00a6fb
パラコードのシューレースで伸びにくいが、足首からすねに掛けての上部は化繊素材の関係でアッパーが馴染まず結びにくかった。化繊アッパーでも馴染めば問題ないと思う。
男体山の急坂を歩いてみて、まず軽く足運びが楽。体調がかなり悪かったが体重移動の追随に足首が確りホールドしていた。これはLA SPORTIVA の靴に対してすべて言える。
急坂では自ずと足先が上がる。地面に着地して蹴りだす。その時悪路なら足が左右にぶれる。LA SPORTIVAならブレても左右に確りホールドしてくれる。また分かっているのでその安心感で進めるのだ。捻挫を暫くしたことがないことが物語っている。
登りは体力があれば何とか行ける。問題は下り。足の置き場や捌き方、下半身特に膝や腰にかかる負担が厳しくなる。下りでも独特なカットされたダブルヒールシステムで着地もスムーズ。
下り時に足を挫いた方も多いと思う。AEQUILIBRIUMなら3DフレックスシステムEVOを採用しており、さらに足首の左右ブレをホールドしてくれる。新し靴なのでソールも衝撃を吸収してくれて楽だった。
下山すると思いのほか透浸性が良くなく蒸れる。厳冬期ではないので薄い靴下を履けば良かった。靴の性能をしっかり把握してから、夏山積雪低山か積雪期か使用目的を、ご自身の山行の目的に合う様に選択してください。
写真1:LA SPORTIVA AEQUILIBRIUM ST GTX。右はノーマル。左はパラコードとヤマノモリで自分らしくコーディネート。
写真2:ソールはゴツイが恐らくすぐに減る。軽量化とグリップ重視。車のタイヤと同じ。路面に食いつくのはすぐに減る。
写真3:ヤマノモリのプレートは心の御守り、パラコードは切れないので技術的な御守り。
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