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対象とする山は京都・北山の鞍馬山。
その中で、山行記録上に歩行軌跡が掲載されており、その軌跡が鞍馬山の尾根上または鞍馬寺本堂に達しているもの。
対象期間は山行日が昨年4月1日以降のものとした。
ヤマレコでは地名検索での検索と文字検索を行い、YAMAPでは地図・県名を「貴船山・鞍馬山」としたうえでキーワード検索を行った。
その結果、以下の点において両サービス間で大きな差が出た。
【ヤマレコ(地名検索「鞍馬山 (584m)」)】
検索結果 23件
うち 立入禁止区間通過記録 22件(95.65%)
【YAMAP】
検索結果 460件
うち 立入禁止区間通過記録 11件(2.39%)
なお、2件はヤマレコ・YAMAP併用ユーザが両方に山行記録を載せている。
ヤマレコ(地名検索)では地点の近くを通過したかどうかで検索結果を拾うのに対し、YAMAPではもう少し広い面で検索しているか文字で検索しているようで、検索仕様が異なる結果とも言えるが、いずれにせよ、ヤマレコでは立入禁止区間を通過していない山行記録を見つけるのが難しい「悪貨が良貨を駆逐する」状態だ。
一方で、YAMAPの方は、検索結果が多いこともあり、逆に立入禁止区間を通過する山行記録を見つけるのが難しい(そもそも立入禁止区間を通過する計画を作れないことも大きいだろう。)。
さすがに検索結果20分の1で立入禁止区間通過記録2倍というのはイメージ悪いだろうと思い、今度は「鞍馬」で文字検索をしてみたら、
【ヤマレコ(文字検索「鞍馬」)】
検索結果 101件
うち 立入禁止区間通過記録 6件(5.94%)
となった。
何故か地名検索で出てきた記録の7割が出て来なくなったが、しかし、通常は地名検索が実行されるので、何の慰めにもならない。
友人に言わせると「YAMAPは”汚れたレコ”が目立たない分、ユーザの民度が比較的高く感じる」とのことで、こうした所がヤマレコがユーザ獲得の面でYAMAPに負けている一因だとしたら、ユーザとしては自浄の努力をしていかないといけないだろう。
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