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その時、ふと、自転車の靴底が外れた時は、ボンドで直したことを思い出した。自転車の靴修理には自信があったので、自転車の靴で登った。
60年前に、御茶ノ水の日の出屋の職人の作ったオーダメードの靴は、ソールがタコ糸を使って、一針一針実に丁寧に靴に縫い付けられていた。だから、糸が切れても、口を開く程度で留まる職人渾身技のしっかりとした仕上がり。なので、予備の靴紐で結わえるとかガムテープでぐるぐる巻きで補修できた!
でもその相棒とも、25年前に修理を頼んだ石井には、靴の縫い職人がいず惜別した。
ところが、その時に買い替えた靴は、私への女房のプレゼント。見映えは良かったのですが、如何せん接着剤で張り付けられているだけなので、衝撃の蓄積・温度変化・経年劣化など何らかの原因で接着力が落ち、無我夢中で登山中に全く気づかないうちに、メリメリと剥がれてしまった。
安全に帰宅させてくれた靴を愛おしまず、全く手入れに無頓着でした。これからは、休憩の度に、ソールの離剥の兆候はないか足回りを観る(本当は、老化による白内障で視力0.2。よく足元がみえないのが、とてつもなく悲しい)
山から帰宅してからも、リビングで靴の労を労うように、ブラシで汚れを落としてから、保革油を塗り上げながら注意深く点検して、安全登山を心掛けたい。後期高齢者になった今頃、気づくのが遅過ぎたですね。
追伸
何よりも保管場所が、子どもが熱射病になるような車内だったのが、接着剤にストレスを与えて善くなかったかとも思います。
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