20代の頃の山行記録。備忘録－２

2020年02月05日 13:25昔の山行記録全体に公開

2014年に25年近いブランクを経て本格的に山を再開した。以降、山の記録は備忘録としてヤマレコに残すようにしている。この日記は約35年前の山行メモをもとにした個人的な備忘録であり、特に読んでいただく価値はないので悪しからずご了承願いたい。

1か月ほど前の2019年12月末で仕事を辞めた。1月後半は実家にて過ごし、本箱や本棚、机の引き出しなどの整理を行った。この他に段ボール箱8－9個分の書籍や資料も整理した。言わばちょっと早めの「終活」のようなものである。

その過程で、約35年前の20代後半の山行メモが見つかった。今は名前が消滅した旧都市銀行の小さなメモ用紙が3冊と、A4のコピーである。これらを再び散逸させないために、主な記録を備忘録としてレコの日記に保存しておく。

読み返してみると、これまで足を踏み入れていない山域、登ったことのないピークとして山行記録にも書いていたところが、実は20代に訪れていたという驚きの事実に直面した。最近物忘れがひどくなってきたと実感しているが、認知機能が低下していたのは随分と以前からのようだ。そんな当時の記録をそのままタイプして備忘録としてまとめてみた。

今回はその２。GWの仙丈ケ岳。記憶にあるのは、行きも帰りも長い河原歩きだったこと、天候に恵まれなかったこと、泊った小屋が小さな素朴な小屋だったことぐらい。仙丈にアタックした日は途中から雨かみぞれになり、小仙丈ケ岳あたりで引き返したと記憶していたがが、実際に当時のメモを見ると山頂には到達していたようだ。
この山行を計画して同行した同期のY.N.君に聞いても、彼も何も覚えていたかったので、妙に安心した。

＜私の登山メモ＞
1986年5月1日－4日
南アルプス処女山行（仙丈ケ岳）。
同期のY.N.と二人で

5月1日　晴れ。Good!
06：00　会社駐車場出発
09：30　戸台着
09：55　出発・無料駐車場あり
　　　どこからともなく監視員現れる。
　　　登山届を書かされルート等の注意を受けた
10：55　ダム現わる
11：10　右岸へ渡る丸太橋あり
　　　ダムより先は川の中央付近を歩けとの
　　　監視員の指示により迷わなかった
11：55　昼飯（河原）。天気は曇ったり晴れたり
12：15　出発
13：03　丹渓小屋着
　　　小屋手前にて仙丈ケ岳が少し見えた。
　　　なかなかの雪だ
13：15　小屋発
13：46　八丁坂終わる。きつい。10分休憩
13：56　出発。
14：40　休憩10分。緩やかな登りだった。
　　　コーヒーうまい！
14：55　出発。最後の登り
15：30　大平小屋通過
15：40　北沢長衛荘着
　　（注：現在のこもれび山荘）
　　　めしを作ってもらえないとのこと。
　　　たまたま長衛小屋の主人がビール等を荷揚
　　　げしている途中で立ち寄り紹介してもらう
　　　後をついて行ったはずが、小屋への脇道の
　　　入り口を通り過ぎてしまう。
　　　引き返して小屋に着く。天幕8つ
16：00　長衛小屋着
　　　天気はなかなかよく、十分もった。
　　　青空爽快、ビールうまし。
　　　小屋は我々の他1名。意外ときれいだ。
　　　ぶっきらぼうそうに見えて親切な小屋の
　　　ご夫婦だ。
　　　仙丈はかなりの雪だ。
　　　駒もなかなかありそう。
　　　北沢長衛荘のめしダメはダメージ大。
　　　長衛荘の小屋はきれいだった。
　　　なかなかきつくしんどい一日であったが、
　　　ほぼコースタイム通り。
　　　車で入ってしまうのも良いが、足で来ると
　　　やはり良いと思う。
　　　雪は大平小屋：1m、北沢長衛荘：約50㎝
　　　～1m、長衛小屋前：約50㎝

　　　宿泊者は計3人。一人はかなりの山歴で
　　　冬期の北鎌尾根なども経験している。
　　　三人で焼酎を飲み、8時の消灯まで談笑。
　　　夜半より雨

5月2日
06：20　起床。めし。
　　　やっぱり雨。
　　　ときどき止みそうになるがきびしい。
　　　7時半頃、止みかけたため準備を整えて着替えをしたが、また激しく降り始め
　　　たので9時まで様子を見ることにした。
　　　結局止まず、小仙丈から下りてきた人の
　　　話によれば、上はかなりの風とのことで
　　　断念。また着替えてのんびりする。
　　　読みかけの「沈める滝」を1日かけて
　　　読み終える。
　　　テントは昨日の8幕から20近くに増えた。宿泊も6人となった。16時頃に雨が
　　　上がり始める。時々降ったりやんだりだ。明日は是非とも晴れてほしい。
　　　初めての小屋止め。
　　　空いているので悪くはない。
　　　のんびりと過ごせた。

　　　長衛小屋5500円ｘ２泊
　　　ビール1本400円

5月3日
05：30　起床。
　　　30分早く特別にめしを作ってもらう
06：30　小屋発
09：00　小仙丈ケ岳。
　　　休憩なしで上がってきた。
　　　小仙丈の直下でアイゼンを履いて登る
10：10　仙丈ケ岳着
　　　大滝の頭で雪に変わる。
　　　仙丈でザラメ雪が降る。
　　　休憩なしで山頂まで。
　　　雪庇は小さく、安心して歩けた。
　　　仙丈頂上手前で中ア宝剣岳の冬山講習会で
　　　一緒だったKバルブの青年に会う。
　　　偶然だった。5分くらい喋る。
　　　彼はメーデーに参加して2日に大平小屋に
　　　泊またとのこと。
　　　頂上で20分程度休む。
　　　下りの長いのには閉口した。
　　　雨もひどく精神的にゆとりがなくなる。
12：40　小屋に戻る。
　　　小屋で昼飯を食う
14：00　小屋出発
15：30　丹渓山荘着
17：40　駐車場着
　　　橋本山荘に泊る。相部屋。
　　　仙流荘に行くべきだった。

　　　昼食500円
　　　橋本山荘5000円
　　　ビール500円ｘ２本

　　　さすがに5月3日は山へ入ってくる人が
　　　多い。
　　　道の所々が凍って滑りやすい。
　　　とにかく疲れた。
　　　雨は嫌だ。本当に嫌だ。
　　　明日は早く帰ろう。

5月4日
　　　橋本山荘から会社駐車場へ帰る

2020-02-05 20代の頃の山行記録。備忘録－

2020-02-08 20代の頃の山行記録。備忘録－

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