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5月3日(土)は伊豆諸島の三宅島で二男山(七島展望台)や雄山環状林道などに夜行日帰りで登ろうと予定しておりまして、5月2日(金)22時30分に東京港竹芝桟橋を『条件付き航海』で出航する夜行客船(東海汽船橘丸)に乗船しましたが、夜中に船が大揺れで、立っているのも大変な状況になりました。三宅島到着の30分前に船内放送が流れて、「到着予定地の三宅島と御蔵島に関してお伝え致します。現地の係員からの連絡により、北北東の風が強く、波高が高くなり、港内状況悪化で接岸不可能との連絡が入りました。当船は三宅島と御蔵島へは欠航と致します。したがって次の寄港地である八丈島を目指します!」。これにより夜行日帰りが不可能になってしまいました。この夜行客船(東海汽船橘丸)は終点の八丈島に到着すると、上り東京港竹芝桟橋行になります。いわゆる帰りの船になるという事です。本来は午前4時55分に三宅島に到着し、ハイキングや観光や温泉などを8時間40分の滞在時間中に行なって、13時35分発東京港竹芝桟橋行の帰りの船に乗るというパターンです。これが出来なくなり、源頼朝ではないが、『八丈への島流し』になり、そのまま東京港竹芝桟橋まで自動的に戻るという事になってしまいました。運賃に関しては、目的の島で海況悪化により下船できなかった場合は、その船で出発港に戻れば全額払い戻しという東海汽船グループの規定がありますので、9070円(片道運賃/二等和室席)×2=1万8140円は全額払い戻しされました。いわゆる八丈島往復の無料クルーズになってしまったという事です。船の中に21時間30分も拘束されていたので、すごくヒマでしたが、船内には東海汽船のWi-Fiがあるので、四六時中インターネットが出来る為、時間潰しにはもってこいでした。海況悪化で欠航になり、目的の島で下船不可能な場合は往復運賃が全額払い戻し、東海汽船はなかなか太っ腹である(^^;
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【●詳しく解説(^_^;)↓↓●】
東海汽船が各島々に『条件付き航海』で航行する事が多々ありますが、仮に島に上陸できなかった場合、船の運賃全額はどうなるのか?
次のようになります。
東京港を出発し、三宅島に向かったが、三宅島の錆ヶ浜港、伊ヶ谷港、三池港のどれかの港でタラップがかからず、三宅島に上陸できなかった。いわゆる三宅島行の往路(下り八丈島行)が欠航扱いとなる。そのため次の寄港予定地である御蔵島で降りることにすると、通常の東京港と御蔵島の間の片道運賃が発生するが、次の寄港予定地である御蔵島と、その次の寄港予定地である八丈島で下船しなければ、東京港と三宅島の間の料金は発生しません。海況が不安定である事が原因で下船できなかった便に関しては基本的に運賃は発生いたしません。
そして東京港からの往路(下り八丈島行)で、三宅島にタラップがかからず上陸できなかったが、そのまま八丈島まで乗船して、その船は八丈島で折り返し、復路便(上り東京港行)になる。しかしその復路便(上り東京港行)では三宅島にタラップがかかり、上陸できる状態になりました。そこで三宅島に上陸した場合は、八丈島を経由しているが、東京港と三宅島間の通常の片道運賃のみが発生します。仮に夜行日帰りでの往復乗船券を購入していた場合は、船内の受付所に相談すると復路分のキャンセルをしてくれます。
いずれにしても復路便(上り東京港行)で三宅島に上陸できる状況にはなったが、夜行日帰りの場合は、時間的な問題で下船できません。その復路便(上り東京港行)の船から下船しなかった場合、そのまま東京港まで戻ると、東京港竹芝桟橋の東海汽船の窓口で復路分も含め全額払い戻しをしてもらえます。インターネット購入の乗船券の場合でも、現金での払い戻しとなります。ようするに復路便(上り東京港行)で無理に三宅島で下船する義務はないという事です。そのかわり、東京港竹芝桟橋(22時30分)⇒三宅島欠航(4時50分頃)⇒八丈島(8時30分〜9時頃)⇒三宅島下船可能だが下船しない(13時35分)⇒東京港竹芝桟橋(19時40分〜20時頃)、と船内に約22時間の缶詰になるので、気力が必要です。
つまり目的の島に上陸できなかった場合は出発地の港に戻るのであれば運賃は全額払い戻してもらえることになります。往路便(下り八丈島行)で三宅島に上陸できなかった場合、仮に復路便(上り東京港行/2回目の上陸チャンス)で上陸できる状況になったとしても、必ずしもそこで下船する必要はなく、全額払い戻してもらえます。夜行日帰りで登山、釣り、温泉、ドルフィン、観光などの旅行を計画していた場合、このようなパターンが必ず発生します。
ちなみに「三宅島がダメだったから、御蔵島か八丈島で遊んでいく事にしようか」というように目的地の島を変更し、御蔵島か八丈島で下船した場合は、御蔵島か八丈島までの運賃が発生する事になります。その場合、運賃差額は船内の案内所で調整してもらえます。
【★東海汽船グループ★】
東海汽船(東京or熱海⇒伊豆七島)
http://www.tokaikisen.co.jp/
伊豆諸島開発(八丈島⇒青ヶ島■父島⇒母島)
https://www.izu-syotou.jp/
小笠原海運(東京⇒父島)
https://www.ogasawarakaiun.co.jp/
神新汽船(下田⇒利島/新島/式根島/神津島)
https://shinshin-kisen.jp/
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<過去の伊豆諸島と小笠原諸島の登山記録>
【伊豆諸島への登山/Yamaotoko7】
伊豆大島(5回)・利島(1回)・新島(1回)・式根島(1回)・神津島(2回)
三宅島(1回)・八丈島(2回)・父島(5回)・母島(2回)
※御蔵島と青ヶ島は未訪問
https://www.yamareco.com/modules/diary/8544-detail-212225
↑↑
各島での登山記録URLを添付してあります。
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拘束される時間の長さはなかなかですが…。
三宅島にカンムリウミスズメ見に行きたいと思うものの、接岸できるか問題は大きいですよね。
東海汽船グループはなかなか太っ腹です
三宅島は伊豆諸島で一番に港の数が多い島で、
錆ヶ浜港、伊ヶ谷港、三池港と3港もありますので、
欠航率は低いですが、今回は100分の1の確率で偶然に、
欠航しただけであると隣の席に居た三宅島島民の船客が言っておりました。
【伊豆諸島への登山】Yamaotoko7
伊豆大島(5回)・利島(1回)・新島(1回)・式根島(1回)・神津島(2回)
三宅島(1回)・八丈島(2回)・父島(5回)・母島(2回)/Yamaotoko7
https://www.yamareco.com/modules/diary/8544-detail-212225
※御蔵島と青ヶ島は未訪問
その間の食事はありましたか?
急に八丈島と言われても一泊宿を探さなければならないですね。
22時間も船の中に居ると疲れます
食事に関しては、カップヌードルの自動販売機(お湯と割箸付で280円)、
唐揚げ(600円)やフライドポテト(600円)やスパゲティ(750円)の自動販売機、
ジュースやビールの自動販売機、スナック菓子の自動販売機、
アイスクリームの自動販売機などの多くの自動販売機が船内にあります。
それに時間限定で船内の食堂が営業します。食堂はラーメン1杯1000円位です。
したがって食事に関しては全く気にする必要はありません
八丈島で下船してもホテル、旅館、民宿、ペンションなどの宿を予約していないので、
下船できません。乗ってきた船が八丈島で折り返して上り東京港行の復路便になりましたが、
その復路便では13時35分に三宅島の伊ヶ谷港に入港できましたが、夜行日帰ですので、
もちろんのこと三宅島での宿も予約していないので、下船不可能でした
ちなみに八丈島でも三宅島でも下船し、現地で宿を探すのは、
GWの島状況では困難であると思います
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