『岩科小一郎著 大菩薩連嶺 朋文堂 昭和34年発行』の山岳書籍の266頁を読むと、山梨県の大菩薩連嶺南方の殿平北方の藤沢川上流付近のタナノ沢とダンゴザス沢の間に大きな岩屋が存在するという伝説が書かれております。その岩屋は『穴カモヤ』と云う名称で昭和34年当時でも10数名が入れたとの事です。ちなみに『穴カモヤ』の場所のヒントは文中の道普請という単語にあります。道普請とは道路を造る為の公共事業という意味ですので、おそらく古い林道か又は生活用古道に沿った場所に穴カモヤがあるような気がします。そしてもう一つのヒントは棚沢にある不動尊です。そのうち数名で穴カモヤを探しに行こうと思っておりますが、手掛かりが全く掴めません。そこで以前にこの付近の山や沢や廃道を登られて、その付近で岩小屋(洞窟)もしくは大きな横穴などを見かけた方がいらっしゃったらどんな些細な情報でも戴ければありがたいと思っております。皆様からの素晴らしい情報提供を心よりお待ち申し上げます。宜しくお願い致します。
【★同古書の穴カモヤの説明文↓★】
団子指から棚沢(前記とは別のもの)に至る間に岩石突兀として屏風を立てたような屏風岩があり、その付近に穴カモヤと称する岩穴がある。以前は穴口の大きさ三米くらいであったが、道普請の際に一部を壊してしまった。それでも現在十数名をいれることができる。棚沢付近にはその名の通り小さな棚が三、四十もあり。滝ノ沢には小滝があり、かたわらに不動尊が祀られてある。この滝は昔は相当大きかったそうだが今は見る影もなく、例の講談豪傑佐野鹿十郎が、初狩に滞在中この滝沢不動を信仰したという話がある。
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