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(左)『屁の玉ドウ(屁ノ玉洞)』と『稲郷沢』と『栗ノ木洞』
(中)『稲郷沢』と『栗ノ木洞』に関する文章
(右)『稲郷沢鳥瞰図』。林道は今は影も形もない。
『カリヤス』とはカヤト(ススキの群落)の事で、昔の栗ノ木洞やイネゴ岳は現在のように杉や檜の植林帯でなくカヤトの展望の良い山だった事が見てとれます。
今日は雨天だったので１年ぶりに神奈川県秦野市の秦野図書館の郷土資料室に行ってきました。今回の研究の目的は丹澤山塊に関する戦前や戦後の多くの書籍を使って屁の玉ドウ(屁ノ玉洞)の手掛かりになるものを探し出そうとしましたが、結局は2010年9月に発見した資料以上の物を探すのは無理でした。だけど屁の玉ドウ(屁ノ玉洞)以外のものに関してはいくつかの発見がありました。
�＼消安瑤冷饗�権現山(標高1138m)の別名は『笠山(かさやま)』
��栗ノ木洞の尾根の櫟山と土佐原茶畑(土佐原越)の間にある576m峰は『綱立丸(つなだてまる)』
�Ｂ膸各酥�根の浅間山(標高676m)の南側の636m峰は『百合ノ台(ゆりのだい)』
�っ安�山の堂平分岐付近を『大ガラン』という。
�ダ消安瑤猟愆�(標高902m)の別名が『欅ノ丸(けやきのまる)・子ノ丸(ねのまる)』
※�´↓��きイ蓮愧安�山塊・日地出版・1963年発行』の地図に載っております。
� 慱�の玉ドウ(屁ノ玉洞)』古地図
��栗ノ木洞の別名は『地獄谷山』・三角点旧名も地獄谷三角点
※�´△蓮愧安瑤了海斑�・山と渓谷社・昭和35年4月1日発行』に載っております。
�／瀬寮郛莟曚諒面召蓮愎瀬寮逎屮奪灰掘�
�∩畍誉醂啼擦両沼�山の東屋があるあたりをスイリカンバノ頭というが、『イリカンバノ頭』ともいう。
�Ｆ韻犬�早戸川林道のガタクリ峰も『カタクリ沢ノ頭』という。カタクリ(植物)との関連か？
※�´↓�は『日本山岳案内・丹澤山塊道志山塊・鐵道省山岳部・昭和15年5月20日発行』に載っております。
�】愼挟殄婉瓩侶Ш�ノ峰の別名が前ヶ岳(まえがたけ)
※�，蓮愧胃兄害堯ε仍海肇好�ー社・昭和17年10月1日発行』に載っております。
毎度の事その山がある自治体の図書館に山の研究に行くと本題を探すのが厳しくて、上記のような小物ばかりの収穫になってしまいます。次は丹沢山塊の全自治体の図書館を調べてみようと思っております。ちなみに今まで丹沢関係で行った図書館は、秦野図書館、厚木図書館、相模原中央図書館(橋本)、道志村役場図書室、清川村役場図書室、愛川町図書館、半原公民館図書室、城山公民館図書室(旧城山町)、桂北公民館図書室(旧相模湖町)、松田町図書館、山北町立生涯学習センター図書室です。戦前の古い郷土資料は書庫や禁帯棚なので、図書館の方々に協力をしてもらって、目当ての書籍を手にして研究しております。まずは目先の『屁の玉ドウ(屁ノ玉洞)』を早くなんとかしたいと思っております。山名を発見した場所に行くのはこれからの時季は暑さとヤマビルがあるので秋頃から調査登山を開始したいと思っております。
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