(東北遠征の記録整理はまだ途中なのですが… )
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かわぐちかいじ氏の漫画が原作ということで…昔『沈黙の艦隊』が『モーニング』連載中に途中まで読んでて…話が長くなり(1988年 - 1996年)、途中で挫折したのを憶えています。
今回見た映画の雰囲気も「かわぐちかいじ氏」の作風を感じる映画でした。CG構成ではあるものの、日本映画にしては戦闘シーンも頑張って凝ってました。
ちょっと無理があるなぁと思った点としては、架空の敵があまりにも架空過ぎてストーリーに違和感を感じました。(原作では、ズバリ○○人民共和国だそうです。)
また、原作は現在も連載中で、映画としてはオリジナルな内容となっているそうです。
でも海戦、海上自衛隊を知る1作品としては楽しめますかね
(戦後での大規模な海戦は、フォークランド紛争が最後だったと思います。空対艦ミサイルでイギリス駆逐艦が沈没(44名死傷)、魚雷によりアルゼンチン巡洋艦が沈没(321名が戦死))
ここからは、少しネタバレするような内容となるのですが、終始主人公(西島秀俊と佐々木蔵之介)やその他の自衛官達が、先制攻撃とならないよう、戦争へと結び付かないよう「最小限度の自衛権」としての戦闘を続けます。
また、総理(佐藤浩市氏)が、戦後の日本が貫いてきた「戦争をしない国」を貫こうとする思いが感じられました。
最後に捕虜とした相手に、「武器を持たない相手」として接する艦長の言動は、いわゆる「武士道」的発想かなぁと思いました。
艦長役の西島秀俊氏と航空団司令役の戸次重幸さんが唱える
「私は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。」
んー難しい言葉ですね。
国民の負託とはなんだろう?ラストに総理が「あたりまえに生きて、あたりまえに暮らし、あたりまえに死んでいくこと(略意)」を守ることなのかなぁと思いました
過去の自衛隊ものとしては『亡国のイージス』というのがありました。こちらは小説が原作で架空の国のテロ工作員と船内で戦う内容だったかな?
海上、航空自衛隊はなんだかカッコよく描かれますが、陸上はゴジラと戦うばっかりですね
(おっと『宣戦布告』という硬派な映画がありました。架空ですが )
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