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平成10年2月頃だったと思います。四国に1ヶ月ほど出張していた私は、休日に人のススメもあって、まずは梶ヶ森というところに登りました。
(この付近にある、ゆず味の巻きずしがうまい!)
この年は雪も少なく、周辺にいた登山者の方も「今年は石鎚山もほとんど雪がない」の声を聞いて、せっかくの四国だからと日を改めて石鎚山に登りました。
(ピッケル、アイゼン装備で・・)
山頂まであと1時間くらいかなぁといったところの、なだらかな尾根道を歩いていると、斜面の下を心配そうに見ている人が2〜3人。聞くと「人が滑り落ちた、パーティーの人が何人か降りて行った」とのこと
(・。・;
当時の私は小さな山岳会ではあるが、会員として救助訓練に参加したこともあって、たまたま念のための細引き(8mm×30m)を持っていたので、何かの役に立てばと思って谷を降りました。
300mくらいは降りたかと思います。顔や手に裂傷を負ったショック症状気味の負傷者(骨折はしていないようでしたが・・)に数人の仲間の方が・・
「ロープを持っていますが、何かできることがあれば・・」と申し出ましたが、リーダー風の方が丁重に「自力でいけます。ありがとう」と言われたので尾根へと引き返しました。
去り際に「ヘリを呼ぶのであれば、あの尾根まで引き上げれるようであればベストだと思います。」とは言ったのですが、その後どうなったか・・ (-_-;)
その後、氷った個所を1つ越えてやっとこ頂上に立ちました。雪は少な目でした。
4時間くらい経った頃、下山口近くに着くころに、あの谷の付近を飛び去るヘリコプターを見ました。
1ヶ月ほど経って、自宅に帰っていた私のところに負傷した方からの1通の礼状とみかん箱が届きました。(・・;)
「名前も何も言わなかったのに・・?」と思いつつ・・。
山に入る前日の民宿で、単独の私ともう1組のパーティーのみが宿泊していたのですが、人見知りな私は、さっさと寝てしまったのですが、おそらくその方たちだったのではないかと思います。宿帳をたよりに捜していただいたのだと思います。
映画の「剣岳」にもありましたが、見ず知らずとはいえ、「山の仲間」とはいいもんだなぁと思った昔話です (^^)
写真左:梶ヶ森
写真右:石鎚山と宿と雲海
はじめまして。梶ヶ森、石鎚山ともに四国では人気のある山であり、遭難事故のよくある山です。先日も石鎚山系の大森山で遭難者が出て、救助に向かった救助隊員がヘリコプターから降下した直後に滑落して救助隊員が1名死亡しました。滑落は本当に恐ろしいです。貴方が親切に声がけされた方は、無事に救助されて、二次災難も無くて本当に良かったですね。登山者は、何時何時、自分自身が遭難者になるかわかりません。著しい危険を伴わない限り、出来る事は、お互い様なので協力したいものですね。
メッセージありがとうございます。同感します。山は自力が原則。といいながら助け合いも必要かと思います。(できる範囲内で
私が遭遇した方は、なだらかな尾根に油断もあり、景色にみとれているうちに滑ったものと思います。(眺めのいい個所でした。)
大森山の件は残念な事でした。ご冥福をお祈りします。
シロさん元気ですか?うちもけっこう老齢になってます
お互いこれからも安全登山に心がけたいものですね
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