猿倉から白馬岳をへて白馬鑓温泉へ単独で登りました。
白馬雪渓を登りはじめて小1時間ほどと思いますが、ルートから少し離れた場所で人が倒れていました。
傍らにもう1人男性がおられましたが、心配になってその場に行って事情を聞くと、落石が腰付近にあたったとのこと(・・;)
見ると男性の奥さんなのでしょうが、グッタリしたままで、顔色も少し土気色でチアノーゼ気味とも思えました。
「大丈夫ですか?」と少し大きめの声をかけると、か細い声で「寒い…。」と聞こえたので、ちょうどテント泊に使うシート(銀幕?のついた)を持っていたので覆ってあげました。
男性に聞くと救助はすでに呼んだとのこと。「ガンバレ」と何度か声をかけていると5〜10分ほどして上からストレッチャーを引きながら救助の方が駆け下りてきて、あっという間に下山していきました。
場所にもよりますが、落石の危険性のある場所では定期的に、できれば5〜6歩歩いては周囲を警戒する用心深さが必要と昔、先輩から教わりました。
実際、落石が近くを落ちたことが1度ありましたが、「らっーく!」の声で岩に気づいてから傍を通過するまで音もなく…、横を通るあたりから「ブーン」と一瞬のことでした。((+_+))
山以外でも昔から不思議と交通事故や、駅で倒れる人に遭遇するのですが、そのような偶然の時には、人は2通りに分かれると思います。
「何をすればいいかわからず立ちすくむ人」
「何かできるかもと思って駆けつける人」
どれほどの役に立つというわけでもないかも知れませんが…。
2重被害を思えばケースバイケースもありますが…
遭難・事故との遭遇の思い出話もこれで最後…だといいな
写真は初めて5月に白馬雪渓を下ったときのものです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する