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既述のように、諸々の事情で富山と伊予ヶ岳への登山を諦めたわけですが、前泊した民宿にはユニットバスの湯船にしかなかったので、せめて手足の伸ばせる温泉にでもつかってゆっくりしていこうという目論見でした。浜金谷駅を出て港の方に向かうと、南東方面には山頂部に雲の掛かった鋸山の姿が目にとまりました。ロープウェイを使って鋸山に向かうというプランもあったのですが、あの様子ではあまり展望は期待できそうになく、温泉を選んで正解だったようです。海辺の湯までの約2キロの距離があり暑さが心配でしたが、海風のおかげで比較的しのぎやすかったです。地図をみて想定した通りでした。歩行者などほとんどいない海岸道路をひたすら北上し、海景色も見飽きてきた頃に目的地が見えてきました。
海辺の湯は1階が土産物屋になっており、エレベーターに乗って上がった2階が日帰り温泉となっています。さらにその上には宿泊施設もあるようです。料金は土日950円、平日は850円と少しお高めですが、10時の開店直後の時間だったため、朝割750円で入浴することができました。浴室には電気風呂のついた内湯にサウナ、水風呂、さらに露天風呂があり、眼前には東京湾の見事な眺望が広がっています。平日の午前中ということもあり、自分の他には3〜4人のお客さんしかおらず、ゆったりと入浴を楽しむことができました。
湯上がりには、おなじ階に併設された食事処にて生ビールのセットを注文。軟骨のから揚げと枝豆をツマミに一杯やっていきました。その後、階下の土産物屋でお土産を見つくろい、隣の建物にある食事処にて漬け丼をいただいていきました。
おおよそ2時間の滞在ですっかり満足したので、竹岡駅に向かって歩き始めます。駅への道中にも何軒か飲食店がありましたが、どこも暖簾を下ろしており休業日のようでした。火曜なので致し方ありません。他に見所というと、竹岡駅の手前にヒカリモの発生地という洞窟があったのですが、覗いてみても正直どの辺がヒカリモなのかはよくわかりませんでした。添付の画像から雰囲気が察せられますでしょうか?
やがて13時過ぎに竹岡駅に到着。簡易入場機があるだけの小さな無人駅で、自販機で購入したコーラを飲みながら列車を待ちます。13時18分、定刻通りにやってきた木更津行きの列車に乗り込み、帰路につきました。これにて、今回の旅の記録は終了です。表題にもあるように、山にも登れず、かなり行き当たりばったりな旅になってしまいましたが、2日間たっぷりと海風を浴びることができ、意外と満足感の高い旅となりました。富山と伊予ヶ岳は……冬か春の青春18きっぷで登りに行けたらよいなぁ。
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