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翌朝、ディーラーに連絡する前にJAFを呼ぶことにしました。単純なエンジンオイルの不足や汚れだけなら、JAFだけでもなんとかなるはずです。家電から救援依頼を出すと、40分ほどでJAFの隊員さんがやってきました。さっそくクルマのボンネットを開け、エンジンオイルを確認すると、かなり減っている模様。ともかく、このまま走行しては危険なので、有料でエンジンオイル補充をして貰おうとしたところ、隊員さんが一言「あ、車体の下からオイルが漏れてますね。なにかに乗り上げたりしませんでしたか?」
実は、心当たりがありました。ちょうど一週間前、古賀志山麓の林道を走行中に、路上の落石に車体の下を引っかけたことがありました。「パンクでもしたらコトだな」と、石をよけるように車体の下にくぐらせたところ「ガツン!」と想定していたのよりも大きな音と衝撃がありました。それから1週間かけて、徐々にエンジンオイルが漏れ出てしまったようです。どうも目視の印象よりも石が大きかったようです。一度クルマから降りて、自分の手で石を除去すれば良かったなどと思っても後の祭りです。
「むかしのクルマはオイルパンが鉄で出来ていたので、多少擦ってもへこむだけだったんですが、今のクルマはアルミ製が多いから、ちょっと縁石に乗り上げたくらいでもひび割れてしまうんですよね」とはJAFの人の弁です。(「だったら何で鉄じゃなくアルミ使うの?」という疑問がわきましたが、後で調べたところ軽量化や冷却効果を考えるとアルミの方が適しているんだとか。)エンジンオイルの補給を終えて、警告灯が消えたのを確認すると「すぐに販売店さんに行った方がいいですよ」と言い残しJAFの人は去っていきました。
その後、すぐにディーラーに連絡を入れました。電話口の担当者に事情を説明すると「保険を使えば無料で対応できるので、レッカーと代車の手配をしますね」とのお言葉。JAFの人は「(警告灯も消えたので)短距離の走行なら問題ないでしょう」と言っていたので、こちらとしては自分でディーラーまで運転していくつもりだったのですが「うち(ディーラー)のサービスマンは、その状態での走行にはリスクがあると言っているので、急ぎの用事などがないのなら、こちらにお任せ願えませんか?」とのことなので、お言葉に甘えることにしました。十数分後に「手配が済みました」との折り返しの電話があり、さらに30〜40分ほどで代車を載せたレッカーが自宅にやってきました。
できることはすべてやったので、一安心と言いたいところですが、ここでちょっとした問題がありました。実は次の日曜から火曜にかけて休みを取っており、マイカーで群馬か福島の高原地帯へ登山&キャンプに出て行こうかと思っていたのです。乗り慣れてない代車で遠出はしたくないので、この計画は自然消滅となりましたが、かといって旅行を中止するつもりは毛頭ありません。即座にプランBに移行し、青春18きっぷを使った旅行計画の立案に取りかかりました。結果、須川温泉の宿の予約を取り、栗駒山へ登山に出かけることにしました。「災い転じて福となす」の精神で前向きに楽しんできたいと思います。
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