日月と雨予報になっていたので、そちらに仕事をずらして火曜日を空けておいて、10日ぶりの登山に出かけました。目的地は前々回に初めて踏破しつつも、一部ミスコースして急斜面をよじ登る羽目になった丹沢の戸沢から始まる書策新道です。そこが実際はどうなっているかを確かめたかった訳ですが、往路は途中から分岐して北上する木ノ又新道(ホソノノ尾根)を通って表尾根に向かうことにしました。そもそも書策新道が既に廃道扱いなので、その支線のような道ゆえに一層利用者は少ない完全にバリルートでしょう。それでもここを歩いた方のレポもそこそこありまして、今のうちに歩いておきたいと考えた次第です。
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日月と雨予報になっていたので、そちらに仕事をずらして火曜日を空けておいて、10日ぶりの登山に出かけました。目的地は前々回に初めて踏破しつつも、一部ミスコースして急斜面をよじ登る羽目になった丹沢の戸沢から始まる書策新道です。そこが実際はどうなっているかを確かめたかった訳ですが、往路は途中から分岐して北上する木ノ又新道(ホソノノ尾根)を通って表尾根に向かうことにしました。そもそも書策新道が既に廃道扱いなので、その支線のような道ゆえに一層利用者は少ない完全にバリルートでしょう。それでもここを歩いた方のレポもそこそこありまして、今のうちに歩いておきたいと考えた次第です。
朝5時50分に横浜を出て、保土ヶ谷BP+東名高速を利用して秦野中井に向かう時、一時雨がかすかに降ったので、山は大丈夫かと心配しましたが、戸川林道の最終地点の戸沢山荘下の河原の駐車スペースに到着した頃は、もう黒い雲はありませんでした。到着は7時半で、準備して歩き始めたのは7時45分頃になりました。
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朝5時50分に横浜を出て、保土ヶ谷BP+東名高速を利用して秦野中井に向かう時、一時雨がかすかに降ったので、山は大丈夫かと心配しましたが、戸川林道の最終地点の戸沢山荘下の河原の駐車スペースに到着した頃は、もう黒い雲はありませんでした。到着は7時半で、準備して歩き始めたのは7時45分頃になりました。
まずは天神尾根入口に向かって少し歩いていると、丁度分岐になるところでのんびり鹿の親子が草を食べていました。河原には2台の車があったので、先行者はいたと思われますが、鹿がここでのんびりしているところを見ると、ひょっとしたら政次郎尾根か、少し下って仲尾根方面に進んだのかな。
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まずは天神尾根入口に向かって少し歩いていると、丁度分岐になるところでのんびり鹿の親子が草を食べていました。河原には2台の車があったので、先行者はいたと思われますが、鹿がここでのんびりしているところを見ると、ひょっとしたら政次郎尾根か、少し下って仲尾根方面に進んだのかな。
天神尾根と分かれて、まずは渡渉して濡れ階段を登ります。そこは丁度2つの沢の間になりまして、それらの沢がこのすぐ下で合流して戸川になって行く訳です。
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天神尾根と分かれて、まずは渡渉して濡れ階段を登ります。そこは丁度2つの沢の間になりまして、それらの沢がこのすぐ下で合流して戸川になって行く訳です。
少し尾根筋を真っ直ぐ登って行くと、次第に尾根の左を進むようになり、そのうちこれがつづら折れになってぐっと高度を増すようになります。
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少し尾根筋を真っ直ぐ登って行くと、次第に尾根の左を進むようになり、そのうちこれがつづら折れになってぐっと高度を増すようになります。
そしてトラバース区間が連続するようになりますが、2週間前とは打って変わって紅葉が皆落ちてしまい、下から幅が狭いところに枯葉がたっぷり積もり、少々不安定な感じになっています。
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そしてトラバース区間が連続するようになりますが、2週間前とは打って変わって紅葉が皆落ちてしまい、下から幅が狭いところに枯葉がたっぷり積もり、少々不安定な感じになっています。
しばらく進んでは止まって記録用の画像を撮っていると、平日のこんなマイナールートなのに熊除けの鈴の音が。3人組の皆さんが追い越して行きましたが、こんなところで他のハイカーさんらと出会うなんて意外でした。前回は土曜日なのに誰とも出会いませんでしたからね。
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しばらく進んでは止まって記録用の画像を撮っていると、平日のこんなマイナールートなのに熊除けの鈴の音が。3人組の皆さんが追い越して行きましたが、こんなところで他のハイカーさんらと出会うなんて意外でした。前回は土曜日なのに誰とも出会いませんでしたからね。
時折狭いトラバース区間はありますが、まだこの植林地帯は歩きやすく、すたすた歩いていると、程なく無意味橋に到着。この橋、真ん中の丸太以外、皆たわんでしまいましたね。
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時折狭いトラバース区間はありますが、まだこの植林地帯は歩きやすく、すたすた歩いていると、程なく無意味橋に到着。この橋、真ん中の丸太以外、皆たわんでしまいましたね。
植林地帯を離れつづら折れの区間の角から見える滝。前に来た時は黄色く色付いた葉で少ししか見えませんでしたが、すっかり葉が落ちてはっきり見えるようになりましたね。
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植林地帯を離れつづら折れの区間の角から見える滝。前に来た時は黄色く色付いた葉で少ししか見えませんでしたが、すっかり葉が落ちてはっきり見えるようになりましたね。
滝が見えるところのすぐ先には、3本丸太の桟道があります。岩が出っ張っていて体を反るように渡りますが、向こう側にロープがあって安心して歩けます。
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滝が見えるところのすぐ先には、3本丸太の桟道があります。岩が出っ張っていて体を反るように渡りますが、向こう側にロープがあって安心して歩けます。
しかし、そのすぐ先が問題で蜘蛛の巣のように張られたロープのところは、一体どこが道なのか分からないようなトラバース区間になっています。ロープ無しでは無理ですが、似たような状況でロープが無いようなところもこの先には結構ありました。
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しかし、そのすぐ先が問題で蜘蛛の巣のように張られたロープのところは、一体どこが道なのか分からないようなトラバース区間になっています。ロープ無しでは無理ですが、似たような状況でロープが無いようなところもこの先には結構ありました。
河原の脇に出る前に、今度は2本丸太の橋を渡ります。その先では先ほどの3人組の皆さんが、この道唯一のルート案内板のところで休んでいました。
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河原の脇に出る前に、今度は2本丸太の橋を渡ります。その先では先ほどの3人組の皆さんが、この道唯一のルート案内板のところで休んでいました。
自分もここで少し休憩しつつ、お話を伺うと、彼らはこのまま書策新道を抜けて表尾根に出て塔ノ岳に向かうそうです。こちらはちょっとここで沢の写真を撮ってから再スタートしました。
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自分もここで少し休憩しつつ、お話を伺うと、彼らはこのまま書策新道を抜けて表尾根に出て塔ノ岳に向かうそうです。こちらはちょっとここで沢の写真を撮ってから再スタートしました。
案内板の右下を渡り、ロープのある急な斜面を登りますが、ここは一応階段が設けられていた名残があり、勾配の割には危険ではありません。
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案内板の右下を渡り、ロープのある急な斜面を登りますが、ここは一応階段が設けられていた名残があり、勾配の割には危険ではありません。
そしてしばらくつづら折れで尾根の右に出たり左に出たりして登って行くと、左側の斜面の2本の木にに「入らないで下さい」テープの張られた(切れちゃってますが)ところに出ます。ここが通称木ノ又新道ことホソノノ尾根の入口になります。入口と言っても、ただの斜面で、別段踏み跡らしきものはないので、とりあえず登れそうなところを探して尾根沿いに進みます。
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そしてしばらくつづら折れで尾根の右に出たり左に出たりして登って行くと、左側の斜面の2本の木にに「入らないで下さい」テープの張られた(切れちゃってますが)ところに出ます。ここが通称木ノ又新道ことホソノノ尾根の入口になります。入口と言っても、ただの斜面で、別段踏み跡らしきものはないので、とりあえず登れそうなところを探して尾根沿いに進みます。
勾配はキツいので、木の枝や根をつかんでよじ登りますが、いよいよ大変になってきたところで左に目をやると何やら踏み跡のような筋が。ちゃんと左側にトラバースする感じで登るようになっていますね。それでもこの狭いところを登るのはちょっと危険ですね。
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勾配はキツいので、木の枝や根をつかんでよじ登りますが、いよいよ大変になってきたところで左に目をやると何やら踏み跡のような筋が。ちゃんと左側にトラバースする感じで登るようになっていますね。それでもこの狭いところを登るのはちょっと危険ですね。
一旦尾根の真ん中に出ますが、しばらくすると今度は左側に進む感じで踏み跡がありました。それをなぞって進みますと、先の方で倒木の根にテープが巻かれていて、そこから段々とマーキングが多くなりました。
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一旦尾根の真ん中に出ますが、しばらくすると今度は左側に進む感じで踏み跡がありました。それをなぞって進みますと、先の方で倒木の根にテープが巻かれていて、そこから段々とマーキングが多くなりました。
ここにもリボンが3箇所も写ってますが、正直ここは一本尾根ですから、リボン無しでも全く迷うことはないですね。
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ここにもリボンが3箇所も写ってますが、正直ここは一本尾根ですから、リボン無しでも全く迷うことはないですね。
勾配のキツい登りが続きますが、しばらくするとピークらしきものが見えたものの、偽ピークで、一旦勾配の緩まったところに出ただけでした。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラは、リコーフレックスTLS401と言うTTL絞込み測光の1970年製の一眼レフです。標準のオートリケノン55mm F1.4と28mmレンズを持って行きましたが、ファインダーが暗くて、薄暗くなってからはピント合わせがしづらくなります。
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勾配のキツい登りが続きますが、しばらくするとピークらしきものが見えたものの、偽ピークで、一旦勾配の緩まったところに出ただけでした。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラは、リコーフレックスTLS401と言うTTL絞込み測光の1970年製の一眼レフです。標準のオートリケノン55mm F1.4と28mmレンズを持って行きましたが、ファインダーが暗くて、薄暗くなってからはピント合わせがしづらくなります。
尾根は段々痩せてきて、一部では結構狭くなる区間もありましたが、危険度はあまりありませんでした。歩いていると古くて赤色が褪せたビニールテープが枝の下に剥がれ落ちていたので、上の方に結んでおきました。
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尾根は段々痩せてきて、一部では結構狭くなる区間もありましたが、危険度はあまりありませんでした。歩いていると古くて赤色が褪せたビニールテープが枝の下に剥がれ落ちていたので、上の方に結んでおきました。
狭くなった尾根の区間はこんな感じで小さな起伏があります。木の根がほど良い足掛かりになってくれるので、書策新道のトラバースだらけの道よりも安全に思えました。
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狭くなった尾根の区間はこんな感じで小さな起伏があります。木の根がほど良い足掛かりになってくれるので、書策新道のトラバースだらけの道よりも安全に思えました。
そうは言っても、木ノ又新道にもこんな細トラバース区間もあります。ロープもないので、ゆっくりしっかりと足の置き場を確認しながら進みます。落ち葉が本当に邪魔ですね。
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そうは言っても、木ノ又新道にもこんな細トラバース区間もあります。ロープもないので、ゆっくりしっかりと足の置き場を確認しながら進みます。落ち葉が本当に邪魔ですね。
すると左側に斜面を登るように初めてのロープ区間が現われました。何だかんだ言って、しっかりと有志の皆さんによって維持されていることが分かります。
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すると左側に斜面を登るように初めてのロープ区間が現われました。何だかんだ言って、しっかりと有志の皆さんによって維持されていることが分かります。
ヤセ尾根のところではここが要注意でした。リボンの向こうは50cmくらいの幅で、しかも根がむき出しになってルート上を覆っています。慌てずゆっくりここを抜けます。
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ヤセ尾根のところではここが要注意でした。リボンの向こうは50cmくらいの幅で、しかも根がむき出しになってルート上を覆っています。慌てずゆっくりここを抜けます。
その後、またちょっとしたロープがありましたが、すぐに枯れ草の中の踏み跡を進むようになります。先に見えるのこそ頂上かなと思いましたが、まだもう少し先でした。
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その後、またちょっとしたロープがありましたが、すぐに枯れ草の中の踏み跡を進むようになります。先に見えるのこそ頂上かなと思いましたが、まだもう少し先でした。
こんな倒木またぎもあります。根に近い方の崖側からまたぎましたが、反対側は枝だらけでこれを越えるのは無理になりますね。
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こんな倒木またぎもあります。根に近い方の崖側からまたぎましたが、反対側は枝だらけでこれを越えるのは無理になりますね。
そして幅広の尾根になります。踏み跡もはっきりしていますね。先の方には、頂上と言うか、表尾根の稜線がはっきり見えてきました。
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そして幅広の尾根になります。踏み跡もはっきりしていますね。先の方には、頂上と言うか、表尾根の稜線がはっきり見えてきました。
ふと西側を見ると塔ノ岳の稜線の脇から富士山が見えるようになりました! 早速今回から使っているコンデジを望遠モードにしてパチリ。フィルムカメラでもと思っていたら、あっという間にまた雲の中に隠れました(^∇^)v
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ふと西側を見ると塔ノ岳の稜線の脇から富士山が見えるようになりました! 早速今回から使っているコンデジを望遠モードにしてパチリ。フィルムカメラでもと思っていたら、あっという間にまた雲の中に隠れました(^∇^)v
そして、いよいよ木ノ又小屋の裏側に到着。画像は小屋の側から木ノ又新道の入口を撮ったもので、ここには別段なにも表示もなければ、立ち入り禁止のロープもありませんので、知っている人でないと100%入り込まないでしょうね。
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そして、いよいよ木ノ又小屋の裏側に到着。画像は小屋の側から木ノ又新道の入口を撮ったもので、ここには別段なにも表示もなければ、立ち入り禁止のロープもありませんので、知っている人でないと100%入り込まないでしょうね。
結局表尾根に出られたのは10時55分頃。出発から3時間掛かりましたが、これは書策新道も木ノ又新道もすたすた歩けるような道ではないので、仕方ないですね。
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結局表尾根に出られたのは10時55分頃。出発から3時間掛かりましたが、これは書策新道も木ノ又新道もすたすた歩けるような道ではないので、仕方ないですね。
木ノ又小屋から少し西にずれた桟道の途中に案内板と共に刻まれた「木ノ又大日」のポールが立っています。ロープが張られた狭いところに立っているので、他の頂上とは異なって面白味はないですね。
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木ノ又小屋から少し西にずれた桟道の途中に案内板と共に刻まれた「木ノ又大日」のポールが立っています。ロープが張られた狭いところに立っているので、他の頂上とは異なって面白味はないですね。
表尾根はご覧のように先週季節外れに降った雪がまだ残っていました。あの後で雨も2回降ったので、もう雪も解けたと思っていたら、部分的に結構残っていましたね。スパッツを着けて歩いていて正解でした。
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表尾根はご覧のように先週季節外れに降った雪がまだ残っていました。あの後で雨も2回降ったので、もう雪も解けたと思っていたら、部分的に結構残っていましたね。スパッツを着けて歩いていて正解でした。
この辺でもまた富士山が見え始めました。この後、また雲の中に覆われてしまいましたが、本当に富士山は気まぐれですね。
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この辺でもまた富士山が見え始めました。この後、また雲の中に覆われてしまいましたが、本当に富士山は気まぐれですね。
表尾根を歩いていると、再び書策新道で出会った皆さんがやって来ました。書策新道半ばの案内板のところで別れて、こちらは遅れて出発したのですが、書策新道をそのまま抜けると書策小屋跡から新大日を越えて木ノ又大日に至るところ、木ノ又新道は直接ショートカットして来られるので、知らぬ間に追い越していた訳です。それでも写真をしょっちゅう撮って止まっているので、ここでも彼らが先に塔ノ岳に向かいました。もう山頂は目の前です。
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表尾根を歩いていると、再び書策新道で出会った皆さんがやって来ました。書策新道半ばの案内板のところで別れて、こちらは遅れて出発したのですが、書策新道をそのまま抜けると書策小屋跡から新大日を越えて木ノ又大日に至るところ、木ノ又新道は直接ショートカットして来られるので、知らぬ間に追い越していた訳です。それでも写真をしょっちゅう撮って止まっているので、ここでも彼らが先に塔ノ岳に向かいました。もう山頂は目の前です。
そして12時丁度に塔ノ岳山頂に到着! ここで昼食タイムですが、3人組の皆さんとここでもご一緒してぺちゃくちゃやりつつ、彼らがストーブを忘れてしまったとのことで、こちらのストーブを貸してあげました。彼らもラーメンを調理していましたが、3人で二つを分けて、水餃子を加えて美味しそうに食べていました。
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そして12時丁度に塔ノ岳山頂に到着! ここで昼食タイムですが、3人組の皆さんとここでもご一緒してぺちゃくちゃやりつつ、彼らがストーブを忘れてしまったとのことで、こちらのストーブを貸してあげました。彼らもラーメンを調理していましたが、3人で二つを分けて、水餃子を加えて美味しそうに食べていました。
こちらはいつも通りの「出前山頂」(^∇^)v それにしても塔ノ岳山頂は風の吹き抜けが良いので、じっとしているととても寒くなりますね。ストーブの勢いも、カートリッジの缶が冷えてしまって勢いが弱まっちゃいますが、何とか無事食べられました。先に食事を済ませた3人組の皆さんは、ここから金冷シを越えて、大倉尾根を下りつつ、先で天神尾根に折れて戸沢に戻るそうです。楽しいひと時を過ごすことができました。
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こちらはいつも通りの「出前山頂」(^∇^)v それにしても塔ノ岳山頂は風の吹き抜けが良いので、じっとしているととても寒くなりますね。ストーブの勢いも、カートリッジの缶が冷えてしまって勢いが弱まっちゃいますが、何とか無事食べられました。先に食事を済ませた3人組の皆さんは、ここから金冷シを越えて、大倉尾根を下りつつ、先で天神尾根に折れて戸沢に戻るそうです。楽しいひと時を過ごすことができました。
食事中にまた雲が切れて、富士山がはっきり見えましたので、フィルムカメラでたくさん撮っておきましたが、すでに2度アップしてますからここでは南アルプスの画像をば。きれいに見えますね。
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食事中にまた雲が切れて、富士山がはっきり見えましたので、フィルムカメラでたくさん撮っておきましたが、すでに2度アップしてますからここでは南アルプスの画像をば。きれいに見えますね。
さて、塔ノ岳は午後1時丁度に出て、こちらは来た道を戻って新大日方面に進みます。途中左手に見えた丹沢三峰。前回はあそこの山々を歩いていたんですが、こうして見ると形の揃ったきれいな連山ですよね。
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さて、塔ノ岳は午後1時丁度に出て、こちらは来た道を戻って新大日方面に進みます。途中左手に見えた丹沢三峰。前回はあそこの山々を歩いていたんですが、こうして見ると形の揃ったきれいな連山ですよね。
表尾根は雪が溶けた区間では泥ヌタが酷いところもありました。ここはまだマシですが、斜面ではあまりヌルヌルしておらず、平坦なところだけ水が抜けないのでしょうね。
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表尾根は雪が溶けた区間では泥ヌタが酷いところもありました。ここはまだマシですが、斜面ではあまりヌルヌルしておらず、平坦なところだけ水が抜けないのでしょうね。
木ノ又大日を通過します。やっぱりここはピークではなくて、小屋の方にピークのポールを立てる方が良いのではないでしょうかね?
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木ノ又大日を通過します。やっぱりここはピークではなくて、小屋の方にピークのポールを立てる方が良いのではないでしょうかね?
そして、先ほど登ってきた木ノ又新道入口。中央の草が切れたところが入口です。
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そして、先ほど登ってきた木ノ又新道入口。中央の草が切れたところが入口です。
木ノ又小屋から鞍部に下って向こうに見える新大日を目指します。雪はありますが、良く整備された安全な登山コースですね。
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木ノ又小屋から鞍部に下って向こうに見える新大日を目指します。雪はありますが、良く整備された安全な登山コースですね。
山頂への長い階段。これも丹沢各所に見られる光景ですが、さすがにそれはメジャーなルートだけ。書策新道にも、ましてや木ノ又新道なんぞには無縁のものです。
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山頂への長い階段。これも丹沢各所に見られる光景ですが、さすがにそれはメジャーなルートだけ。書策新道にも、ましてや木ノ又新道なんぞには無縁のものです。
新大日山頂。1時40分ちょっとですが、ここから長尾尾根の分岐を確認しに行こうかと思ったものの、今は日が沈むのが早いので、余計なことをしないで書策小屋跡を目指します。
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新大日山頂。1時40分ちょっとですが、ここから長尾尾根の分岐を確認しに行こうかと思ったものの、今は日が沈むのが早いので、余計なことをしないで書策小屋跡を目指します。
新大日を下りつつ、大山と三の塔・烏尾山をパチリ。前々回の登山で書策小屋から撮った画像も同じようなものでしたね。
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新大日を下りつつ、大山と三の塔・烏尾山をパチリ。前々回の登山で書策小屋から撮った画像も同じようなものでしたね。
で、戸沢の谷間に下る尾根を見てみますと、一番奥の長いやつが三ノ塔尾根で、表丹沢林道を横切ってずっと下まで続きます。そして烏尾尾根・仲尾根と続き、手前の広場になった書策小屋跡から始まるのが書策新道です。
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で、戸沢の谷間に下る尾根を見てみますと、一番奥の長いやつが三ノ塔尾根で、表丹沢林道を横切ってずっと下まで続きます。そして烏尾尾根・仲尾根と続き、手前の広場になった書策小屋跡から始まるのが書策新道です。
振り返って見ると、奥に大倉尾根がありますが、手前のこげ茶の尾根がホソノノ尾根で、ここを先ほど登ってきた訳です。
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振り返って見ると、奥に大倉尾根がありますが、手前のこげ茶の尾根がホソノノ尾根で、ここを先ほど登ってきた訳です。
書策小屋跡には2時丁度くらいに到着。ここから戸沢まで2時間くらい掛かるはずですので、白竜ノ滝の上流にある鉱山跡まで、どれくらいで行けるのか分かりませんが、滝のところに着いた時点で行くかパスするか決めることにします。
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書策小屋跡には2時丁度くらいに到着。ここから戸沢まで2時間くらい掛かるはずですので、白竜ノ滝の上流にある鉱山跡まで、どれくらいで行けるのか分かりませんが、滝のところに着いた時点で行くかパスするか決めることにします。
いよいよ書策新道下りの始まりです。このロープの向こう側の斜面を下ります。最初は草がもじゃもじゃしたところから始まり、次第に勾配が厳しくなってきます。
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いよいよ書策新道下りの始まりです。このロープの向こう側の斜面を下ります。最初は草がもじゃもじゃしたところから始まり、次第に勾配が厳しくなってきます。
すると画像のようにロープ区間になります。つづら折れではなく一気に下る感じです。
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すると画像のようにロープ区間になります。つづら折れではなく一気に下る感じです。
ロープはこの区間だけで2箇所あり、結構長いです。路面は落ち葉が多いものの、そう滑る感じではなく、日当たりが良いので土がほど良く乾いていました。
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ロープはこの区間だけで2箇所あり、結構長いです。路面は落ち葉が多いものの、そう滑る感じではなく、日当たりが良いので土がほど良く乾いていました。
一旦勾配が収まったところに立ちますと、右下の方に傾いた案内板が見えました。つまり、2週間前には画像の正面のコブの向こう側斜面をよじ登ってきたことが分かりますが、よくもまぁあんなところを登っていたもんだと、今更ながらビックリしました。
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一旦勾配が収まったところに立ちますと、右下の方に傾いた案内板が見えました。つまり、2週間前には画像の正面のコブの向こう側斜面をよじ登ってきたことが分かりますが、よくもまぁあんなところを登っていたもんだと、今更ながらビックリしました。
これが傾いた案内板。ここから滝までは斜面をトラバースして迂回するように下ります。
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これが傾いた案内板。ここから滝までは斜面をトラバースして迂回するように下ります。
しかし、前に来た時はここを通らずに厳しい斜面を登って大変でしたが、この正規ルートもかなりヤバい道で、このトラバース区間もどこが道だか分かりづらいですよね。手前中央から石が多いところで曲って右中央にあるかすかな筋が道ですが、ロープなどないのでそりゃもうヒヤヒヤです。ちなみに渡り切って振り返って撮っています。
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しかし、前に来た時はここを通らずに厳しい斜面を登って大変でしたが、この正規ルートもかなりヤバい道で、このトラバース区間もどこが道だか分かりづらいですよね。手前中央から石が多いところで曲って右中央にあるかすかな筋が道ですが、ロープなどないのでそりゃもうヒヤヒヤです。ちなみに渡り切って振り返って撮っています。
その後、画像のように踏み跡は薄いながらも一応つづら折れになっていて、勾配の厳しい斜面を下るようになっています。
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その後、画像のように踏み跡は薄いながらも一応つづら折れになっていて、勾配の厳しい斜面を下るようになっています。
しばらく慎重に下って行くと、やっと沢が見えてきました。滝よりも少し上流側に登ってきたところが山側の取り付きなんですね。
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しばらく慎重に下って行くと、やっと沢が見えてきました。滝よりも少し上流側に登ってきたところが山側の取り付きなんですね。
沢に降りると、この黄色い案内板が見えます。沢の右側を下ると程なく支流が右から合流しますが、そちらが白竜ノ滝で、沢の右側は滝の左側になる訳です(下から登る場合はこの逆)。この札が下の沢に出たところにもあれば、分かりやすかったんですけどね。
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沢に降りると、この黄色い案内板が見えます。沢の右側を下ると程なく支流が右から合流しますが、そちらが白竜ノ滝で、沢の右側は滝の左側になる訳です(下から登る場合はこの逆)。この札が下の沢に出たところにもあれば、分かりやすかったんですけどね。
そして沢と滝の間にはこのロープがあって、ここを下ってからもう一度沢の左側に渡渉しておいて、楽に右側の斜面に登るポイントに下り、改めて滝下を渡渉して向こうの尾根に取り付きます。
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そして沢と滝の間にはこのロープがあって、ここを下ってからもう一度沢の左側に渡渉しておいて、楽に右側の斜面に登るポイントに下り、改めて滝下を渡渉して向こうの尾根に取り付きます。
これが白竜ノ滝。高さはせいぜい7m程度のものです。右側に大きな岩が見えますが、その右にロープが垂れている訳です。ただし、ロープで下ったところからそのまま下の渡渉ポイントに下ることは難しいので、一旦上流側から見て沢の左側に戻ってから下に出て、改めて沢と滝を合わせて渡渉することになります。逆に、登りのルートで使う場合は、ロープで渡渉ポイントに降り立ったら、一旦沢の右側に出てから少し登って、滝の下に向かって沢だけ左に戻るように渡渉し、滝の右側の岩の脇にあるロープで滝上に出て、そのまま少し上流に進んで適当なところを渡渉して右にある斜面の取り付き口に入ることになります。
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これが白竜ノ滝。高さはせいぜい7m程度のものです。右側に大きな岩が見えますが、その右にロープが垂れている訳です。ただし、ロープで下ったところからそのまま下の渡渉ポイントに下ることは難しいので、一旦上流側から見て沢の左側に戻ってから下に出て、改めて沢と滝を合わせて渡渉することになります。逆に、登りのルートで使う場合は、ロープで渡渉ポイントに降り立ったら、一旦沢の右側に出てから少し登って、滝の下に向かって沢だけ左に戻るように渡渉し、滝の右側の岩の脇にあるロープで滝上に出て、そのまま少し上流に進んで適当なところを渡渉して右にある斜面の取り付き口に入ることになります。
さて、滝の下で渡渉して右の尾根に取り付いてロープ区間を2箇所越えます。これは有名な1本丸太の橋で、左下の丸太を冷や汗をかきながら渡っても良いのですが、ほとんどの人は上側のロープを使ってトラバースします。
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さて、滝の下で渡渉して右の尾根に取り付いてロープ区間を2箇所越えます。これは有名な1本丸太の橋で、左下の丸太を冷や汗をかきながら渡っても良いのですが、ほとんどの人は上側のロープを使ってトラバースします。
そしてしばらくすると木ノ又新道の分岐に戻ってきました。ここは取り付きが書策新道のようにつづら折れになっていたらもっと入りやすい道になって利用者も増えそうなんですけどね。いかんせん、入口があれじゃ道に見えませんね。
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そしてしばらくすると木ノ又新道の分岐に戻ってきました。ここは取り付きが書策新道のようにつづら折れになっていたらもっと入りやすい道になって利用者も増えそうなんですけどね。いかんせん、入口があれじゃ道に見えませんね。
すぐにまた薄暗い日陰のトラバース区間になって、ロープが張られたところもありますが、大半は斜面のかすかな段差の道をそっと歩く感じです。そのうち急な朽ちた階段の下りをロープにつかまって降りると、あの案内板の沢に出ます。ここにペットボトルが吊り下げられていたのは往路では気付きませんでした。
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すぐにまた薄暗い日陰のトラバース区間になって、ロープが張られたところもありますが、大半は斜面のかすかな段差の道をそっと歩く感じです。そのうち急な朽ちた階段の下りをロープにつかまって降りると、あの案内板の沢に出ます。ここにペットボトルが吊り下げられていたのは往路では気付きませんでした。
そのまま渡渉して進むと2本丸太に。ロープが吊り下げられていますが、別段ここを上に登る訳ではありません(←当たり前だっちゅーの^^)。
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そのまま渡渉して進むと2本丸太に。ロープが吊り下げられていますが、別段ここを上に登る訳ではありません(←当たり前だっちゅーの^^)。
3時半頃になると、日は大倉尾根の向こうに隠れてしまい、急に薄暗くなってきました。それでも日の入りまではまだ1時間ありますから問題はありません。そして次はこの3本丸太を渡って延々とトラバース区間を歩きます。
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3時半頃になると、日は大倉尾根の向こうに隠れてしまい、急に薄暗くなってきました。それでも日の入りまではまだ1時間ありますから問題はありません。そして次はこの3本丸太を渡って延々とトラバース区間を歩きます。
杉の植林地帯に入ると一層暗くなってきて、コンデジのISO感度をAUTOにしていては設定が800くらいまでしか変わらないようで、スローシャッターになって手ぶれするので、とりあえず3200に上げておきました。この前落として壊したコンデジは、レンズの開放値が明るかったので困らなかったですが、今度のやつはズーム比がアップしたのはともかく、レンズが暗くなってイマイチでした。
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杉の植林地帯に入ると一層暗くなってきて、コンデジのISO感度をAUTOにしていては設定が800くらいまでしか変わらないようで、スローシャッターになって手ぶれするので、とりあえず3200に上げておきました。この前落として壊したコンデジは、レンズの開放値が明るかったので困らなかったですが、今度のやつはズーム比がアップしたのはともかく、レンズが暗くなってイマイチでした。
程なく「無意味橋」に到着。もう入口までは尾根のつづら折れ区間を少し下ればたどり着きます。左からの沢の音が激しく聞こえるようになってきました。
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程なく「無意味橋」に到着。もう入口までは尾根のつづら折れ区間を少し下ればたどり着きます。左からの沢の音が激しく聞こえるようになってきました。
そしていよいよ入口のロープに至りました。しっかりとこの書策新道をミスコースすることなく下り切って、完全に道を把握できました。木ノ又新道も間違えることなくきちんと登れましたので、以降、自信を持ってまた歩けるでしょう。
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そしていよいよ入口のロープに至りました。しっかりとこの書策新道をミスコースすることなく下り切って、完全に道を把握できました。木ノ又新道も間違えることなくきちんと登れましたので、以降、自信を持ってまた歩けるでしょう。
最終的に車まで戻ってきたのは4時25分頃ですから、時間的には暗くなるちょっと前でした。白竜ノ滝で上流の廃鉱跡に行こうかなとも思っていましたが、時間が掛かりそうなので今回はパスしましたが、結果的に正解でしたね。
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最終的に車まで戻ってきたのは4時25分頃ですから、時間的には暗くなるちょっと前でした。白竜ノ滝で上流の廃鉱跡に行こうかなとも思っていましたが、時間が掛かりそうなので今回はパスしましたが、結果的に正解でしたね。
戸川林道を下りつつ、竜神の水で止まってペットボトルに水を汲んで帰ると、途中の滝沢園の中にある大倉方面に抜けられる立派な歩道橋がライトアップされていました。宮ヶ瀬ももうイルミネーションで飾られているでしょうから、向こう方面に行ったら帰りに見ておきたいですね。
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戸川林道を下りつつ、竜神の水で止まってペットボトルに水を汲んで帰ると、途中の滝沢園の中にある大倉方面に抜けられる立派な歩道橋がライトアップされていました。宮ヶ瀬ももうイルミネーションで飾られているでしょうから、向こう方面に行ったら帰りに見ておきたいですね。
はじめまして
先月、初めて書策新道を登りました。その時、木ノ又新道の取付き点を探していたのですが分からず明日、リベンジに行く予定でした。
そしたらなんと言うタイミングでしょう、同じコースのレコ発見!
Topgabacho さんのレコ、大いに参考にさせて頂きます。
これで迷わずいけるでしょう、ありがとうございます
chs36860さん、こんにちは!
我が拙いレポが少しでも参考になっていただければ、本当に嬉しいことです(^∇^)v
ヤマレコの月割りの容量100MBに途中で届いてしまい(無料会員なもんで^^)、20枚ほど画像を抜いていますが、もしよろしければYAMAPにアップした方を覗いてみてやって下さい(まぁほとんど同じですが、少し追加されています)。
https://yamap.co.jp/activity/598488
木ノ又新道は入口から最初の急な登りが厄介かなと思いますが、ひょっとしたら以前はあそこにも細いながらつづら折れで登れるようになっていたのかもしれません。
今現在は草木をつかんで強引に登る感じになりますが、一旦尾根に乗ってしまえばそう難儀することはなかったです。
倒木の根に巻かれたテープまで、目印は出てきませんので、薄い踏み跡をしっかり見つけることだけがポイントですね。
狭い踏み場のトラバース区間で、折り返すように戻る形で尾根の上に出るところもありましたが、大体リボンと踏み跡があるので、ご安心を!
楽しんできて下さいね!
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